ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2011年しめくくり

2011年も、残り数時間となった。今年は、今までのどの年よりも1年の流れが早く、あっという間であった。それは、今まで以上に多くのことにトライして来たからではないかと思う。12月28日に開催した今年最後の社内勉強会BPStyleで、ビープラウドの良いと…

空白

私は成長するために、自分に課題を詰め込み、負荷をかけ、自分を伸ばす方法をとってきた。それは自分に対する危機感からである。思い返せばこの方法を始めたのは、最初に転職をした2000年からであり、今年でちょうど12年が過ぎた。この方法を始めた年から干…

言い訳は進歩の敵

元楽天監督の野村克也氏の著書「勝者の資格」を20代前半〜中盤にかけてよく読んだ。その中に出て来る言葉で、いつも心に留めていたのが「言い訳は進歩の敵」という言葉である。言い訳をする人間は、成長が途中でストップする、自己弁護や責任転嫁をする人…

いい加減な言い訳よりも対策を用意すること

私が若い頃から何度も読み返した本に「達人プログラマー」がある。「まえがき」と「達人の哲学」に書かれているヒントは、読み返してみると、システムに関わるもの(プログラマに関わらず)とって忘れてはならない事項である。・自らの技術に関心をもつこと…

黄金時代をつくる

西武ライオンズの1982年、1983年から始まった西武ライオンズの黄金時代。まだ清原、秋山、渡辺久、辻といった選手はいなく、田淵幸一、太田卓二、山崎裕之、石毛宏典、東尾修、松沼博久、松沼雅之といったメンバーが主力であった。その黄金時代を迎…

仕事のシンプルな3原則

仕事の基本に立ち返ろうと思い、本屋を歩いていたら「入社1年目の教科書」という書籍が目に入った。その書籍のはじめには「仕事における3つの原則」が示されていた。(1)頼まれたことは、必ずやりきる →仕事をやりきり、周囲から信頼に足る人物だと評価…

今すぐ要求仕様書の誤りを直せ

システム開発に関わる全ての人が、覚えておくべき鉄則がある。書籍「ソフトウェア開発201の鉄則」に掲載されている「今すぐ要求仕様書の誤りを直せ」という鉄則である。それは以下のような内容である。・もし要求仕様書の誤りが設計まで残っていたら、そ…

会社を知人のいないパーティーにしない

今年に入り、ビープラウドに入る人が増えて来るに従い、発生した問題がある。それは、仕事で関わらない限り、顔と名前(ID)が一致しないという問題である。今年の3月までは、知り合い経由で入って来た人がほとんどであったし、部屋に机も3しましかなく、…

ダム経営

松下幸之助の考え方のひとつに「ダム経営」というものがある。ダムの水のように「貯める」というと、お金を貯めるということが連想されるが、貯めるのははそれだけではない。「ダムのようなものを、経営のあらゆる面に持つことによって、外部の諸情勢の変化…

ランニング

昨年(2010年)の夏は長く暑かった。10月のはじめまで夏の気候で「早く涼しくなってくれないか」と思っていたが、ついに、私は精神的に夏バテしてしまった(体調はなんとか維持した)のである。私には、このような状態では、自分を根本から鍛え直さな…

BPR

8月にリリースした自社製品が「BPR」である。iOS用ネイティブアプリ、Android用ネイティブアプリをそれぞれにつくると単純に2倍のコストがかかる。そのため、iOSとAndroid共通で動作するHTML5でアプリをつくる時代はそこまで来ている。しかし、HTML5をスマ…

connpass

10月に自社B2Cサービスの「connpass」をリリース。connpassは、イベントと人、人と人がつながることをサポートして行くサービスである。ビープラウドでは、技術系の勉強会などを主催しているメンバーが多い(6〜7人いる)。そのノウハウを取り入れつつ、…

liblar

今年の8月に「liblar」を、自社初のB2Cサービスとしてリリースした。liblarは、人がより良い書籍に出会うための書籍共有サービスである。より良い本と出会うことで人の人生は変わることがある。自分が読んだ本を、思い返したり読み返したりする事で新たな発…

ケータイ、財布紛失(2011年)

11月の終わりに財布を紛失した。ちょうどBPStudyがあった日で、懇親会を終え、帰宅途中のコンビニで財布がないことに気づいたのである。家に帰ってカバンの中を探したが、みつからなかった。財布をなくしたのは、私の記憶では、学生時代以来の17年ぶりく…

テレビのない生活

昨年の秋頃に、家からテレビを撤廃し、早1年が過ぎた。そこで感じたことは、映像が人にもたらす印象力の強さである。テレビが無いと、映像をみる回数が少なくなるので、ネットやビデオなどで映像にみたときの印象が増すのである。ただ、だからといって、テ…

個々の自立心とリーダシップ

BPStudy#52の「会議がうまく行くためのキーマンは誰か?」という話で「参加しているメンバー全員が自分がキーマンだ」という意識で参加している会議ほどうまくいくという話を、発表者の中野さんから伺った。これは会議に限った話ではない。元中日ドラゴンズ…

江夏の21球

「江夏の21球」とは昭和54年の日本シリーズ(広島対近鉄)の第7戦、広島1点リードで迎えた9回裏に広島のリリーフエース江夏豊が投じた21球のことである。「Number」の創刊号で、故山際淳司氏が綴ったノンフィクションとしても発表されている。3勝…

オフィス移転

今年の4月1日に、代々木にオフィスを移転した。5年間で5件目のオフィスとなり、キリの良いところで、それぞれのオフィスについて振り返ってみたいと思う。創立時オフィス: 日本橋箱崎町(2006年5月23日〜2007年8月31日) 9帖1間の、私の家であった。…

幸福の習慣

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」 京セラの経営理念である。「幸福」とはなんであろうか。書籍「幸福の習慣」では、幸福の要素として以下の5つをあげている。(1)「仕事」に情熱を持って取り組んでい…

会社はプロジェクトではない

私が会社を始めてからいままで5年間心がけてきたことに「会社はプロジェクトではない」というものがある。事業は短い期間で生まれては終わって行くが、会社はずっと続いて行く。1つの事業がうまくいかなかったら、その時点で会社を精算して終わり。そのよ…

組織の器

人に器というものがあるように、会社にも器があると思う。「会社は社会の公器」というくらいだから、むしろ器であると言った方がよいだろう。人に対して「器が小さい」というときは、良い意味ではないように、組織の器が小さいということは同様に良い意味で…

hb qp bp study 新年LT&;ビアバッシュ2012

来年の1月13日に「hb qp bp study 新年LT&ビアバッシュ2012」が開催される。これはBPStudy#50 で、パネルディスカッションでビアバッシュの話題が出て、それをきっかけに、hbstudy主催の@netmarkjp さんと、qpstudy主催の @iara さん と共同で主催するこ…

ドーハの悲劇

「今までみたスポーツのチームで好きなチームはどれか」と聞かれたら「ドーハの悲劇のサッカー日本代表」と答えるかもしれない。ドーハの悲劇とは、1994年サッカーアメリカワールドカップのアジア予選最終戦対イラク戦のことである。三浦カズ、ゴン中山…

直感を導き出す思考

20歳〜23歳くらいはよく中央競馬の馬券を買っていた。ナリタブライアンや、サンデーサイレンス産駒が全盛の時代である。スポーツ新聞を買うと、馬柱というレースの枠順と、過去のレース成績が一目で分かる表に赤ペンを持って目を通した。最初は、予想の…

アイデアをひねり出す勝ちパターン

12月19日に放映されたプロフェッショナル仕事の流儀「独創力こそ、工場の誇り〜町工場経営者・竹内宏」の回で、竹内氏が独創的なアイデアを出す方法について放映されていて印象的だったたので書いておく。■うまくいかないとき、塩漬けにする →うまく行か…

A or B ではなくて A and Bで考える

私が会社をやってきて、心がけてきたことのひとつに「A or B ではなくて A and B」というものがある。具体的にいうと「AかBのどちらをとるか」ではなくて「AとBを両方とるにはどうしたら良いか」と考えるということである。このように考える大きな理由は「人…

独創力

12月19日に放映されたプロフェッショナル仕事の流儀「独創力こそ、工場の誇り〜町工場経営者・竹内宏」の回をNHKオンデマンドでみた。品川の金型工場の経営者である竹内氏。今まで、50以上の独自製品と110以上の特許を持ち、それによる収益が工場の…

成長への糧〜その5

パッケージベンダーに修正対応してもらえるという打ち合わせの結果を私は全体会議で報告し、承認を得た。夏から参画したプロジェクトもいつしか10月になっていた。パッケージ製品は改修され、運用に支障をきたさないようになった。その後も山積みになって…

成長への糧〜その4

昼下がりから始まった打ち合わせは、埒があかなかった。感情的に抵抗するパッケージベンダーの部長と担当者。いろいろなわだかまりが感じられ、声もやたら大きい。問題の解決が長期化してしまうことを懸念した私は、声を一段階か二段階、強めて言った。「い…

成長への糧〜その3

契約の商流でいうと個人事業主である自分は五次請けであった。しかし、個人事業主で独立したばかりの自分は、逃げる訳にはいかなかった。立場がどうあれ、去るのであれば「つらいから辞める」のではなく、全てを終わらせクリアしてから去りたいと決めていた…