私が会社をやってきて、心がけてきたことのひとつに「A or B ではなくて A and B」というものがある。
具体的にいうと「AかBのどちらをとるか」ではなくて「AとBを両方とるにはどうしたら良いか」と考えるということである。
このように考える大きな理由は「人や会社の間に力の差は無い」という認識からである。
「A or B」で立ち向かっていたら、普通である。
普通というのは「その他大勢」でしかないことを意味する。
「その他大勢」というのは、社会にとっては取り替え可能ということになり、価値は少なくなる。
「A and B」で考えると、最初はうなってしまう。
「本当にできるのか?」
「両方だめになったらどうするんだ」
そのようなプレッシャーに襲われることもある。
しかし、「A and B」で考えはじめると、急に頭が回転しはじめる。
さまざまな要素を比較して、並び替えて、配置を変えて、時間軸でも考えて。
ひとつの切り口を突破口として解決策が浮かぶ。
「A and B」で考える習慣を続けていると、解決策はすぐ浮かぶようになる。
加えて、味方にしたいのは時間である。
時間が経過するにつれ、状況は変化する。1週間もすれば、仕事やプロジェクトの状況は変わるものである。
そうすると、結果的にAをとってからBをとれたというようなことになることも多い。
「A and B」の考え方は、仕事としては大変なこともあるが、ひるまずやっていきたいと思う。
今年の目標103エントリー まであと25