ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

東京マラソン2012 体験記〜その13

その12から続き)<その1へ

ゴールと見据えていたコーナーを右折すると、50mほど先に大会用に設置された大きなゲートが見えた。

ゲートには時計が設置されていて、表示時間は3時間59分30秒くらいであったろうか。

「3時間台行ける!!」

心が躍った。しかし次の瞬間、目を疑った。ゲートには「ゴールまで0.195km」と書いてある。

0.195kmということは、195m。あと30秒で、200mを走るのは厳しい。

ここで、正月のあるシーンが頭をよぎった。

箱根駅伝10区、中央大学アンカー塩屋選手の激走である。

中央大学は、27年連続箱根駅伝のシード権を維持する伝統校である。

10区の激しいシード権争いの中、中央大学のアンカーは、足を引きずり走りながらも他校に必死にくらいつき、最後は振り切り28年連続のシード権を確保したのである。

塩屋選手の走りを自分に勝手にだぶらせ、ラスト0.195kmを走った。

しかし、その途中、ゴールに表示された時計が4時間を超えたのが見えた。

構わず最後まで走り、ゴール!

ゴールの時計は、4時間00分46秒。

ゴールした大きな満足感と、小さな悔しさが入り交じった気持ちで天を仰いだ。(続く

今年の目標30エントリー まであと16