12月11日(月) に匠塾*1でLTをさせていただきました。
資料は以下です。
人類最大の発明
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだものをご存知でしょうか。
それは「複利」です。
複利は、以下のようなグラフになります(1に対して1%の複利の場合)。
今回のLTでは、複利のグラフになぞらえて、人やチームの偉大な成功(ブレーク)というものを考えてみました。
成功までのタイムラグ
私はPyQチームのミーティングで「下向きの力をかけ続けることが大事」と言うことがあります。
「下向きの力」と呼ぶのは、日々の仕事は地道であったり、根気がいることが多いからです。
「下向きの力」もあれば「上向きの力」もあります。
「上向きの力」とは、人が力を入れなくても流れに乗る力です。
「下向きの力」と「上向きの力」は、下図のイメージです。
下向きの力を掛け続けると、あるときテコの原理のように、上向きの力が働き始めます。
これが「ティッピング・ポイント*2」です。
しかし、上向きの力が働き始めるまでにはタイムラグがあることがほとんどです。
このタイムラグが、人にとってはくせものです。
「普通」を乗り越える
何かを勉強したり、仕事をしたからには、何らかの成果が欲しいと思うことでしょう。
一方で、人は、何かをしてみて成果がすぐに出ないと、あきらめた気持ちになりがちです。
すぐに成果が出ないときに、あきらめた気持ちになるのは「人の性」です。
「人の性」なので、ほとんどの人がそのように行動します。
ほとんどの人がそのように行動するということは「普通(凡庸)」であるということです。
「普通(凡庸)」とは、社会では「その他大勢」のことです。
「その他大勢」が飛び抜けた成果を出すことは、ほとんどありません。なぜなら差別化ができていないからです。
差別化するためには、日頃の考え方から「その他大勢」を抜け出す必要があります。
「その他大勢」を抜け出した人やチームは、特別な成果を生み、いずれは「偉大な成果=ブレーク」を生むことでしょう。
最後に:お礼
今回、匠塾でLTをさせていただき、複利の曲線(=とんでもないところへ行くただひとつの道)の上を導いていくというリーダーとしての自分の役割を認識することができました。
今回は、直前まで話すテーマがみつかりませんでした。
しかし「発表することがあるから発表する」のではなく「発表すると決めてからテーマを探す」ことで、テーマを見つけることができ、新たな発見をすることができました。
匠塾運営の皆さま、LTさせて頂き、ありがとうございました。
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*1:毎月開催されている招待制の匠メソッドを学ぶ会です。株式会社アクティアCOO 高崎健太郎さんを塾長とする有志によって開催されています
*2:それまで小さく変化していたある物事が、突然急激に変化する時点を意味する語。 臨界点や閾値と言い換えられることもある。Weblio辞書より