(その3から続き)<その1へ>
折り返し地点を過ぎると、どれくらいのタイムでゴールできるかが気になってくる。
1時間30分のペースメーカーには途中で追い抜かれたので、1時間30分は達成できないのはわかっている。1kmを5分のペースで走ると、1時間45分である。
今回のレースでは、1kmを5分のペースを守り、完走することが目標であったので、1時間30分〜1時間45分の間でゴールできれば目標達成である。
残り5kmを切った所で計算をすると、大体1時間40分と少しを超えた所のゴールとわかった。
ここまで来たら、どうせなら1時間30分台のゴールを目指したいともおもった。
しかし、平日の調整不足か、どうにも体のスパートが効かない。
もしスパートしたとしても、体力を使い果たしてゴールした後には、泥んこのお寒い環境が待っている。冷たい風雨にさらされ、風邪をひき、病に倒れ、雨の中どうしてレースに出たんだ、経営者としての自覚が足りないんじゃないかと批判されるリスクを考えると気持ちが上がらず守りに入った。
結局、ペースを保ったままゴールし、時計を見ると1時間41分30秒くらいであった。タイム的には、1kmあたり4分50秒を守れたことになるから、初のハーフマラソンにしては上出来だろう。ということで満足することにした。
ゴールしてショックを受けたのは、60代くらいと思われる女性が自分より先にゴールしていたこと。しかし、そんなことより、風邪をひかぬよう、バナナやみかんをもらい、自分の荷物を棚から取り、橋の下でそそくさと着替えた。
ハーフマラソンとはいえ、やはり走り終わった後のすっきり感は格別であった。
フルマラソンのようにぼろぼろにならないだけ心地良い感じがしたかもしれない。
今回は、自分のペースを保ち、走り抜くことができたのが収穫である。
次回は5月のフルマラソン。何を目指しているのか自分でも良くわからないが、レースに向け調整をして行ければと思う。(リトライ東京ハーフ参戦記 終わり)
今年の目標30エントリー まであと10