私が20代前半に、当時ヤクルト監督野村監督の書籍「ノムダス〜勝者の資格」を読んで学んだことを「スポーツから学ぶ」のエントリーで書いた。
野村監督の言葉の中でも、仕事において役に立った言葉は、以下の言葉だ。
「もうダメ」ではなく「まだダメ」だ。
「もうダメだ」と思った時に、あきらめの心が生まれる。
(中略)
94年、巨人から10ゲーム以上離されたとき、われわれは「もうダメだ」と思わず、「まだダメだ」と考えるべきであった。
「ノムダス〜勝者の資格」より
20代から30代にかけて、仕事の危機や締め切りに直面した時に「もうダメだ」という気持ちが浮かんだ時も、その度に「まだダメだ」という言葉が浮かび、諦めて投げ出さずに踏みとどまることができた。
またしばらくして知った野村監督の次の言葉も、自分の成長にとって役にたった言葉のひとつである。
「人生に到達点は無い。限定、満足、妥協は(プロフェッショナルにとって)三大禁句」
そのまま終わってしまった選手も含め、伸び悩んでいる選手には、ある共通したものがある。「自己限定」である。
「自分の力はこんなもの」「これ以上は無理」「やれることはやった」と自分勝手に決めている。では、なぜ「限定」するのか。「満足」してしまうからである。安易な満足から生まれるもの。それは「妥協」である。
「この程度でいい」「そこそこやれている」と、低いレベルで妥協してしまい、もはやそれ以上の努力をしなくなる。それが伸び悩んでしまう大きな原因である。 「人生で最も大切な101のこと」より
もがきながらプロフェッショナルを目指し、毎日仕事をしてきた私は、この言葉のおかげで、常に自分に満足せず仕事に取り組むことができたと思っている(まだまだこれからだが)。
これからも、さまざまな危機に直面する事はあるだろう。しかし、これからも成長し、プロフェッショナルになるために、自分を限定せず、仕事に取り組んで行ければと思う。
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