スポーツの世界で、バランス良くもつべき要素を「心技体」というが、元中日監督の落合氏の著書「采配」によると「体技心」の順で重要だという。
まずは体力。人間の生活を根本的に支えているのは体力で、体力が落ちていると気力もわかず、仕事も勉強もできなくなるから、体力が肝要であるという。体力がなかったらスポーツはできないから当然だろう。
では、技術と心ではどちらが先にに来るのか。
落合氏は、技術が先であると主張する。
それは「技術を持っている人間は心を病まない」からだそうだ。
プロ野球選手として、技術を身につけ、セールスポイント、得意分野を2つ、3つと増やしていけば、ちょっとしたことでも悩んだりぜす、仕事自体が嫌になるような状況にも陥ることもないし、心の健康も保っていられ、自然とタフになっていくというのが理由だ。
これはエンジニアも同じではないかと思う。
技術力がないと、自分に自信が持てない。
技術力があり活躍している人と自分を比較して、さらに自信を失い落ち込む。
その落ち込んだ気持ちが、心の弱さを生んでいく。
そのようにならないためには、エンジニアもまずは技術力を身につける事ではないだろうかとおもう。
技術力が身に付けば、仕事で活躍する場面も増える。仕事で活躍するとは人の役に立つ事である。そうすれば周りの人に頼りにされ、気分もいいし、自分に自信がついていく。
そのような経験が増えれば、プロフェッショナルとしての自覚が出て、心もタフになっていくのだろう。
このようにタフなプロフェッショナルを生み出していくのが、これからのビープラウドの課題である。そのために経営者として会社として何ができるのかというのをしっかりと考えていきたい。
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