スランプは誰にでも訪れる。野球でも打撃がスランプになると、あせってしまってどんな球でも打ちに行ってしまったり、逆に消極的になってしまったりして、どつぼにはまっていく。そのような時には、どのように対処していけば良いのだろうか。
元ヤクルトの古田捕手の著書「フルタの方程式〜バッターズ・バイブル」では、スランプの脱出法として「四球を狙え」と提案している。
古田選手と言えば、強肩やリードもさることながら、バッティングも捕手離れしていた。2年目には打率.340で首位打者を獲得するなど通算8回のシーズン打率3割。2005年には2000本安打を達成している。
古田選手によると、バッティングのスランプ時のもっとも特徴的な傾向は「ボール球を振る事」であり、スランプになると打ちたいという気持ちが相手バッテリーに伝わり、逆に打ちやすいストライク来ないという。
そこで、あえて積極的に四球を狙うことで球を見極め、スランプ時の特徴を取り除き、調子を徐々に戻して行ったのだという。
仕事においても、もがいても結果がでないことは必ずあるだろう。
そのような時に「あえて四球を狙いにいくこと」で、ものごとを見極める冷静な目を持てることができ、スランプは長期化せずに早めに復調への道に進めるのではないだろうか。
「あえて四球を狙いにいく」という選択肢を自分の中にもっておければとおもう。
今年の目標103エントリー まであと55