ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

経営者にとって一番大事なこと

9月27日に参加した松下幸之助経営研究会でもうひとつ印象に残った話。

松下幸之助が、あるひとから「経営者にとって一番大事なことは何ですか?」と質問されたという。

いつもはすらすらと答える松下幸之助が、5分ほど黙って考えたあげく「2つ答えて良いですか」と質問者に対し確認したという。

そして出て来た答えが「人間観」「宇宙観」であったという。

まず「人間観」

商品やサービスを生み出すのも人、それを買うのも人。情報を生み出すのも人。「人は人からしか学ぶことができない」というように、多くのことを人から学ぶ。このように考えると「人とは何か」「人とはどのようなものか」を経営者が深く学び、正しい価値観をもつことにより、会社の経営は大きく変わって来るということではないだろうか。

次に「宇宙観」
宇宙というと大袈裟かもしれないが、「世界とはどのような仕組みで動いているのか」「社会における普遍的な原則は何なのか」について認識するということではないかとおもう。

人が様々なものを生み出すといっても、人は結局は小さな存在であり、自然を代表として人が逆らえないないことは無数にある。世界の仕組みや流れ(流行という意味ではなく)に逆らい、無視して行動することで人は大きな失敗をする。経営者は、世界の仕組みを知り、その流れ、流儀に則い、自然に成功するべきということではないだろうか。

経営者にとって大事なことは、商売のノウハウなど多数あるだろうが、本当に大事なことに絞って行くと「人間観」「宇宙観」になるのであろう。

これらの認識について、私などはまだ到底及ぶところではないが、「ひととはなにか」「世界とはなにか」ということについて、日々の念頭において活動して行きたい。

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