11月22日に、松下幸之助経営研究会に参加。
経営者は「畏怖の念をもつこと」が大事という話をきいた。
畏怖とは、恐れおののくことである。そして恐怖心に加え、敬意を持っている気持ちのことである。
経営者が抱く畏怖の念とは「今うまくいっていたとしても、明日、来月にはうまくいかなくなるかもしれない」「今年うまくいっても、来年うまくいくとは限らない」というようなものである。
なぜ、経営者が畏怖の念をもつことが大事かというと、畏怖の念を持っていると、自然と謙虚になり、謙虚になると、素直になり、素直になれば成功しない訳が無いということだそうだ。
素直とは、松下幸之助の著書に頻出する言葉である。
松下幸之助の著書「素直な心になるために」では素直について以下のように述べられている
素直な心とは、私心なく一つのことにとらわれずに、物事をあるがままに見ようとする心
著書によると、物事をあるがままに見ることができれば、真実を見きわめ、それに適応して行くことができる。更に、していいこと、してはならないことの区別が明らかになり、あらゆる物事に関して適時適切な判断のもとに力強い歩みができるようになるのだという。
経営者が畏怖の念を持たないのは、ただ単に怖いもの知らずであるか、完全に経営者としてのモラルが壊れてしまった状態であり、傲慢への道を歩むことになる。
一方、経営者は、恐れ過ぎて腰が引けていては何も出来ないというのも事実である。
思い切りの良さと、畏怖の念をバランス良く持ち歩んで行ければとおもう。
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