ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

開発方法論

スクラムの心

12月21日に「スクラムの心」に参加した。 講師はセントラルソフト株式会社の林さん以下にメモを記載する。スクラムのロール ・スクラムマネージャ(SM) →プロセスに責任がある・プロダクトオーナ(PO) ・チーム組織の関係性 様々なアクターや要素が絡…

プログラミング・テンション

テンションが高い状態で集中しプログラミングをしているときの開発生産性は驚くべきものがある。しかし、好きな技術、ジャンルの仕事をしていたとしても、どうもテンションがあがらない、モチベ−ションがあがってこないというという状況になってしまうことも…

Getting Real(37 signals)

37signalsのGetting Realをshin_no_sukeに奨められて、じっくり読みました。今後のビープラウドにとって、参考になることが山ほどあったので、まとめておきます。(文が汚くてすみませんが)・デザインからはじめる インターフェースが製品である。顧客から…

音楽を聴きながらの開発

私がフリーの時に自宅で開発をしていたときは、自分の好きな音楽、特に邦楽をかけていた。しかし、私はあるときからそれをやめた。邦楽をかけていると、頭の片隅でその歌詞を追っかけていて、開発中に自分の中から聞こえてくる小さな声を聴き逃したり、忘れ…

ログマニア

ログファイルを扱う技術を身につけると、さまざまな良いことがある。1つ目の良いことはトラブルシューティングに強くなれることだ。トラブルシューティングが得意な人というのは、ログファイルからすぐに異常箇所のとっかかりをみつけてくる。反対に、トラ…

システムのスモールスタート

ウェブサービスなどのシステムのスタートアップ時には「小さく始めて、大きく育てる」のがリスクも少なく妥当な方法です。いわゆるスモールスタートという考え方です。私はシステムのスタートアップに関して、さらに2つに分けて考えるようにしています。「…

ソースコード読解の地図

先日、あるJavaのプログラムに機能を加えるという仕事がありました。ソースコードの修正ポイントを特定するために、そのプログラムをEclipseに落とし、順にソースを解析していきました。それほど難しくないプログラムと予想したのですが、はじめのうちプログ…

自動テストの時代

インターネットサービスに機能が次々と付け加えられいく過程で問題となるのが、その多くの機能の正常動作保証です。ソフトウェアは、その保守性を高めるために似たような機能は共通化を行いますので、ある機能を改修した際に思わぬ他の機能に影響を与えてし…

デイリー・スクラム・ミーティングのススメ

ビープラウドのシステム開発チームでは、毎朝決まった時間にミーティングをします。これは、アジャイル開発プロセスのひとつである「スクラム」の「デイリー・スクラム・ミーティング」にならったものです。スクラムのチームは5〜9人で構成されます。そし…

モデル駆動開発

1を入力したら、10の出力が得られる仕組みがつくれないかと考えています。そのために私が以前から注目している開発手法が、モデル駆動開発です。最近のソフトウェア業界では、DSL(Domain Specific Language)からのソース自動生成がホットトピックです。そ…

UMLはシステム開発用の思考フレームワーク

私は、システム開発の際に、UMLをできる限り活用します。それは、UMLを使用した図を作成していくうちに自然とシステムへの理解が深まっていくからです。UMLには「ビュー」という概念があります。システムに関わる人たちが、システムについてもつ関心・視点は…

配置図は必須

今回は、自分の失敗談も含めて、UMLのダイアグラムの1つである配置図の必要性について書きたいと思います。UMLの中でも配置図(コンポーネント図)は、1〜3人の少人数の開発になるとついつい省略しがちな図です。というのも、その規模の開発ですと、仕様の…

ドキュメントの必要性認識

「ドキュメントはつくれと言われるからつくるのではなく、必要だからつくるものである」私はそう思います。例えばUMLでユースケース図という図があります。ユースケース図には、ある一つの機能(ユースケース)とシステム利用者、もしくは外部システムな…

ソースレビュー

「実装フェーズにおいてシステムの品質を上げるために、簡単に実施できて、一番効果を発揮する方法はなにか?」と質問されたとしたら、迷わず「ソースレビュー」と答えます。 ソースレビューとは、プログラミングした人がプログラムコードを紙に印刷し、同じ…

第1の創造と第2の創造

「第8の習慣(キングベアー出版)」に次のような言葉があります。「あらゆるものは2度作り出される。はじめは知的な創造。第2は物的な創造である。ビジョンが第1の創造だとすれば、第2の創造は実際に実行し、物事を成し遂げることである。」 システム開発…

仕事のシャッフリング

「○○の機能の開発は誰を担当にしようか」 「Aさんが前に担当して早いから、Aさんが担当で」現場でよく聞く会話ですが、実は危険な会話です。このように「早い」を基準とした、仕事の担当決めは「早さ」と引き換えに、さまざまなデメリットを負うことになり…