1を入力したら、10の出力が得られる仕組みがつくれないかと考えています。そのために私が以前から注目している開発手法が、モデル駆動開発です。
最近のソフトウェア業界では、DSL(Domain Specific Language)からのソース自動生成がホットトピックです。その情報の中でも、最近楽しく読ませていただいた記事が、ITアーキテクトVol14の「DSL駆動開発のススメ」〜ソフト開発の”理想郷”モデル駆動開発はこう実践する「前編MDAの課題と、その克服に向けたアプローチ」です。著者は、浅海智晴氏。言わずと知れたRelaxerの開発者です。
前編では、MDAとUMLを中心に、そのポイントと、現在の問題点を指摘しています。浅海氏はその記事の中で「MDAに関しては過去の技術という印象はあるが、MDAを過小評価するべきではなく、モデル駆動開発の新しい技術体系を構築するための貴重な情報源として、活用するべきだ」と説明しています。
そして後編では、モデル駆動開発の現実解としての「SimpleModeling」という開発方法論の説明がされるようです。浅海氏の理論は、以前から斬新かつ現実的で、とても参考にさせていただいていたので、1月24日の発売が今から楽しみです。
今年の目標:100エントリーまであと92。残り345日、49週と2日。