私がフリーの時に自宅で開発をしていたときは、自分の好きな音楽、特に邦楽をかけていた。
しかし、私はあるときからそれをやめた。
邦楽をかけていると、頭の片隅でその歌詞を追っかけていて、開発中に自分の中から聞こえてくる小さな声を聴き逃したり、忘れてしまったりするからである。そのような小さな声は、大抵の場合、開発の深い部分に関することであり、大事な部分に関することである。
そのようなことから、開発のように、最新の注意、集中力がいるような仕事では、邦楽をかけるのは向かないのではと私は思う。開発現場で、有線で邦楽をかけてしまうのはご法度だろうと思う。
しかし、音楽をかけていると調子に乗れる場合もあった。それはJAZZをかけている時である。
私の場合、なぜかJAZZだと音楽をかけているのも忘れて集中することができていた。これはまだ理由は判明していないし、調べてもいない。
仕事中に邦楽を聴くことも悪いことではなかった。仕事を始めるのに気が乗らない時は邦楽をかけながら始めると、徐々に乗っていくことができたのである。しかし、乗ってきたところで、そのままずるずると音楽をかけたままにすると集中が最高に高まらないので、音楽をとめるか、JAZZに切り替えることが必要であった。
その切り替えを思い切ってできるかが、大人の心で開発ができるかどうかの分かれ目である。
私の場合、JAZZをかける、もしくはなにも聞かないで静寂の中で開発するという集中方法がみつかった。しかし、それは人それぞれだろうと思う。
エンジニアは自らが最高に集中できる音環境をみつけておくと良いだろう。
今年の目標:100エントリーまであと53。残り237日。