ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

移転しました2013

4月21日に、会社を移転しました。

住所は、東京都渋谷区千駄ヶ谷5−32-7 です。

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ロケーションは、新宿の高島屋、紀伊国屋の裏側、明治通り沿いで、最寄り駅は新宿駅(新南口)、代々木駅、新宿三丁目駅です。(それぞれ徒歩5分程度)

今までのオフィスを簡単に振り返ってみたいとおもいます。

1. 東京都中央区日本橋箱崎町(2006年5月〜)


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創業時のオフィスです。写真はありませんが、間取り図はあります。私の家=会社でした。開発サーバーも置いてありました。


2. 東京都渋谷区広尾1丁目(2007年8月〜)


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オフィスとしての物件をはじめて借りました。当初、知人の会社と共同で借りましたが、途中からビープラウドのみとなりました。2009年3月末まではオフィスに誰もいない状況(夜に私が契約書作成などで戻る程度)でしたが、2009年4月からは、持ち帰り案件などを自社で開発するようになりました。

BPStudyを始めたのも、このオフィスに移転して2ヶ月目(2007年9月)からです。ビル内にある貸会議室で始めました。

3. 東京都渋谷区恵比寿2丁目(2009年9月〜)


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リーマンショックの衝撃が残る中でしたが、社会に同調して縮こまってても仕方ないので、オフィスを移転しました。社員の積極採用も進めました。12、3人が入れるオフィスでした。


4. 東京都渋谷区恵比寿西2丁目(2010年1月〜)


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恵比寿二丁目のオフィスが、またたく間にいっぱいになってしまったため、その先の可能性を広げるためにもこのオフィスに移転しました。島が2列になり会社っぽい雰囲気になりました。東日本大震災があったのもこのオフィスです。震災直後にNHKの取材が来たり、思い出深いオフィスです。

5. 東京都渋谷区代々木1丁目(2011年4月〜)


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会議室が独立した部屋としてある(しかも2つ!)初めてオフィスとなりました。前のオフィスから2.5倍以上面積が広くなり(家賃も倍!)、東日本大震災後で世の中がどうなるか分からない中、一大決心で移転したオフィスでした。中庭もあり、業務の合間にラジオ体操が気持ち良くできました。この中庭でスズメバチに刺されました。

6. 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目(2013年4月〜)

今回移転したオフィスです。


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執務スペースが代々木時代より広くなり、まだまだ余裕があります。窓から新宿御苑の緑が見え、癒されます。写真の奥にも緑がみえるかとおもいます。春は桜でいっぱいになりピンクになるそうです。


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広い方の会議室です。48インチのディスプレイも導入しました。ホワイトボードも3つあります。



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小さい方の会議室です。こちらにも48インチのディスプレイを用意しています。

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会社を拡大移転したばかりの時期は、経営者の器、会社の器よりも、オフィスの大きさ(費用、面積)が上回っている状態のため、経営者にとって精神的なプレッシャーや恐怖となることもあります。

しかし、プレッシャーを恐れ、現状にとどまろうとしていたら、 成長はありません。

私は従来慎重な性格ですが、経営者としての自分は、恐怖によって現状にとどまろうという意識だけは捨てるようにしています。個人の恐怖心が会社に影響を及ぼすようなことがあっては経営者失格なので。

「経営者の器以上に会社は大きくならない」という言葉がありますが、経営者の器がそのオフィスに見合うように成長すれば、会社もそれに伴って成長します。

経営者にとっては大変ですが、このプレッシャーが成長の原動力となります。

一方、会社は大きくすれば良いというものではありません。

経営者の器以上に会社を拡大してしまうと、コントロールが利かなくなり、会社は破綻してしまうことでしょう。また会社にとっての時期が悪ければ待つという選択も大事でしょう。

このバランス感覚を研ぎすまして、自分も会社も成長させていければと思います。

シンプルなオフィスですが、近くにお越しの際(新宿高島屋や東急ハンズ、紀伊国屋に買い物など)は、是非お気軽におこしください。

2012年

2012年の前半にあったことなどを思い出すと、随分過去のように思えるので、長かったと感じますが、その逆に日々はあっというまに過ぎ去るという1年でした。

今年は、会社として「Python Professional Programming」を出版することができたのが大きな収穫です。

自分たちのやってきたこと、ノウハウをかたちにし、社会に示せるということは、素晴らしいことです。

会社としても、個人としても、昨年、今年と色々模索してきましたが、少しずつですが道筋が見えてきました。

来年以降、焦らず、投げ出さずしっかりと取り組んでいきたいとおもいます。

今年も多くの方々にお世話になりました。

来年以降、さらに経営者として努力し、社内の環境充実、そして社会の役に立てるよう励んでいきたいと思います。

みなさま、良いお年をお迎えください。

松井秀喜選手引退

先日、松井秀喜選手が引退を発表し、20年間の選手生活にピリオドを打った。

松井選手は私と同年齢であり、高校時代から甲子園で活躍していたので、常に注目していた。

何年か前に「不動心」という松井秀喜選手の著書を読んだ。

その著書の中で一番心に残ったのは、松井選手が「平常心」を大事にしているという箇所である。

打ちたいと強く願う気持ちよりも、400打席を同じような心境で打席に入れるかどうか。

チャンスだからと意気込んだりするよりも「平常心」でいられるかどうか。

それが結果を左右すると。

人間なので、イライラしたり、落ち込んだりすることはある。

また、ケガをしたり、スランプに陥ったりすることもある。

しかし、松井選手はそれを表に出さず、自分自身をコントロールする事に集中した。

それはトータルで結果を出すためである。

「心の構え」で挫折は力に変わる


本の帯に書かれたこの言葉を、心に留めておきたいとおもう。

松井選手おつかれさまでした。

今年の目標30エントリー まであと1

焼畑式

過去に何回かビープラウドに入社する予定の人から、同じ質問をうけることがあった。

「X月に入社できるとお伝えしたんですが、さらに2か月後になってしまいそうです。この場合、内定自体も無効になってしまうんでしょうか」

そのような場合に私は、内定は無くならず、今の会社の仕事をしっかり終わらせてから来て欲しい旨を伝える。

そのように回答する理由は2つある。

1つ目の理由は、今の時点で仕事があるから来てほしいという短期的な視点で採用しているわけではなく、長期的にその人と関係を築きたい(仕事でつきあっていきたい)と思って採用していること。

2つ目の理由は「社会的責任」を果たしてから来てほしいからである。

この場合の「社会的責任」とは何か。

それは後に残る人が困らないようにすること。自分がいなくなったあとでもスムーズに仕事やプロジェクトが進むようにすることである。

早く次の仕事を始めたいという気持ちもわかる。

次の会社から一刻も早く来てくれという誘いもあるだろう。

そのあまりに強引にコトを進めて周りの人を困らせてはいけない。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉がある。

跡を綺麗にして立った人には、時間を経てあとから声がかかる。

これが人間関係のリピートである。

「終わりよければ全て良し」

終わりよければ、一緒に仕事をした経験が美化されて記憶に残る。

濁して立った人には、2度と声はかからない。

跡を濁して立つ人は、焼畑式の考えであることが多い。

焼畑式の考えとは、今の場所(人間関係)から利を得られるうちはその場所にいるが、ダメならさっさと他に移れば良いという考え方である。

焼畑式の考えで行動する人には2度と声はかからない。

人の関係は1回では終わらない。長い時間をまたぎ、人の予測を超えてつながっていく。

アリストテレスの「人間は社会的動物である」という言葉があるが、法人にも当然それはあてはまるだろう。

人としても、経営者としても「社会の中の自分」「社会の中での会社」という位置づけを常に忘れずにいたいと思う。

今年の目標30エントリー まであと2

比較しない

私には、ふたごの兄弟がいて、小学校、中学校、高校と同じ学校であったために、事あるごとに友達や先生から比較されてきた。

比較する方には悪気は無いだろうが、比較される方は良い気分がすることはなかった。

兄弟とはいえ、自分は自分だし、比較されてもどうしようもないからである。

そのような経験から、私は人と人を比較しない。

人をみるときは、その人だけをみるようにする。

人にはそれぞれ良さがあり、その良さを生かしながら適材適所で仕事をしていけば良いと思う。

人を比較しないというのは、私の経営者としての基本である。

今年の目標30エントリー まであと3

貧すれば鈍する

「貧すれば鈍する」という言葉がある。

貧しくなると毎日そのことを考えるようになり、頭の回転が鈍くなるというような意味である。

そのような状態で、人の言葉を聞いたり、本を読んだりしても、自分の中に響いてこない。

目の前の問題に必死で、視野が狭くなっているからである。

この状態から、広い視野でものごとを判断したり、長期的な視点をもつことは難しい。そうなるとさらに判断を誤りやすくなり苦しい状況になっていくだろう。

従って、鈍する状態にならぬように、事前に手を打っておくことが望ましい。

これはお金の話だけに限らない。毎日、緊急の事態に取り組む状態が続くと、同じような状況になる。時間に関して「貧」となっている状態である。

「治療より予防」

これを常に心がけ、鈍する状態にならぬように気をつけていきたい。

今年の目標30エントリー まであと4

上昇思考

先日、長友佑都選手(サッカー:現インテル)の書籍「上昇思考〜幸せを感じるために大切なこと」が本屋で目に入った。

日頃、ビープラウドにいる人たちにとって何が幸せなのか、どのようにあるのが幸せなのかと思いを巡らせていることもあり、サブタイトルが気になり読んでみた。

読んで行く中で、素晴らしい言葉を知ることができた。

長友選手の中学サッカー部顧問の井上博先生が繰り返し教えたという「人としての3本柱」である。

3本の柱とは「自分づくり」「仲間づくり」「感謝の心」

大人になったとしても、これが自然にバランス良くできるひとは、どれくらいいるだろうか。

自分をつくりあげるために、日々考え、努力し、行動しているだろうか。

周りの人と良い関係を築き、お互いに協力しているだろうか。その仲間は依存や馴れ合いの関係になっていないだろうか。

周りの人の好意や行動を当たり前に思っていないだろうか。成果を自分の実力のおかげと勘違いしていないだろうか。

この言葉を中学時代に知ることができた長友選手は幸せだとおもう。

長友選手が感じている「幸せ」とはなんだろうか。

生きること、そしてサッカーができることを感謝し、喜びを感じること。その恵まれた環境を生かしきるために最大に成長していきたいと考える「上昇思考」。そして上を目指すために努力する中から得られる充実感

ではないかと私は読み取った。

感謝と言えば、野村克也氏の「野球ノート」の冒頭にも書かれている言葉(社会活動家の上所重助(かみところしげすけ)という人の言葉らしい)を思い出したので、ここに書いておきたい。

「おかげさまで」

夏がくると冬がいいという、冬になると夏がいいという

太ると痩せたいという、痩せると太りたいという

忙しいと閑になりたいという、閑になると忙しいほうがいいという

自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す

借りた傘も雨があがれば邪魔になる

金をもてば古びた女房が邪魔になる、世帯をもてば親さえも邪魔になる

衣食住は昔に比べりゃ天国だが、

上を見て不平不満に明け暮れ、隣を見ては愚痴ばかり

どうして自分を見つめないか、静かに考えてみるがいい

いったい自分とは何なのか

親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか

つまらぬ自我妄執を捨てて、得手勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう

おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい

ビープラウドも素晴らしいメンバー、素晴らしいお客さま、そして顧問になって頂いている税理士先生、社会保険労務士先生などに囲まれ、先日で丸6年を迎えることができた。

その恵まれた環境に感謝し、経営者としての上昇思考を持ち続け、ビープラウドに関わるひとたちが幸せを感じることができる会社にしていければとおもう。

今年の目標30エントリー まであと5

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