2018年10月6日(土) に開催された「PyCon mini Hiroshima 2018」に基調講演で登壇しました。
※この記事は BeProud Advent Calendar 2018 5日目の記事です。
以下は、カンファレンス全体のTwitterのまとめです。 togetter.com
以下は、私のスライドです。
今年の5月にPyCon mini Hiroshima 運営の西本さんから登壇のお話を頂きました。
イベントで基調講演を担当させて頂くのは、PyCon JP 2015 以来です。
登壇までに考えたことを書いてみようと思います。
話すテーマの選択
PyCon mini Hiroshima 2018のテーマが「すごい Python 広島で流行らせよう!」です。
ここ1、2年でPythonが人気プログラミング言語になりました。
それにつれ、新たにPythonを始める人も増えたので、その人たちにとって参考になるテーマは何かと考えました。
考えた結果、2008年からビープラウドとしてPythonに10年以上取り組み、経験したことをもとに話そうと思い「Pythonの10年と今、これから」というテーマに決めました。
発表にあたり気をつけたこと
スライドは28スライド目までの内容が、自己紹介と自社の活動です。
88スライド中28スライドは多めといえます。
多めにした理由は、私の担当が基調講演だからです。
基調講演なので「カンファレンス全体に共通なテーマ」についてのバックグランドが必要です。
一方で、カンファレンスに参加する方々は、私のことを知らない人がほとんどです。
そのような中で、運営の方々がテーマに合ったバックグランドの人を選んでいるということを参加者に認識してもらう必要があります。
そのために会社のいままでの活動内容をやや長目(といっても数分程度)に話しました。
通常の勉強会やパネルディスカッションでは、自己紹介は短めが良いとおもっています。
なぜなら、参加者が聞きたいのは本題の話だからです。
そのことも留意しながらお話しました。
話した内容
話したテーマは「Pythonの10年と今、これから」です。
「Pythonの過去10年と今」については「なぜPythonなの?」と言われていた頃から「Pythonでやりたい!」と言われるようになるまでについて私の観測範囲における変化をお話しました。
「これから」については、未来予測をしても当たらないので「技術の選球眼」というテーマで、キャリアについて話をしました。
ひとことでいうと、「いま必要な技術」+「なりたい自分になるための技術」という2つ視点で自分が取り組む技術を選択するという話です(詳しくはスライドを参照してください)。
技術に限らず何かを世の中に広げ、流行らせるにはコミュニティが重要な役割を担います。
なぜなら、コミュニティの中でお互いに教え合うことでお互いのレベルが上がり、仕事などで実践され成果が生まれるようになるからです。
成果が生まれれば、さらに技術を使う人が増え、広がっていきます。
私がIT勉強会のBPStudyというコミュニティを2007年から開催し、他にもコミュニティに参加してきた経験から、コミュニティ活動についてもお話させていただきました。
まとめ
スタッフの方々、参加者の方々、温かく迎えて頂きありがとうございました。
とても楽しい、思い出深い経験となりました。
また広島に行きたいです(人生4度目の広島でした)。