2017年10月20日にBPStudy#122〜いかにプログラミングを学ぶか?プログラミング教育を考えるが開催されました。
第1部は「子ども向けプログラミング教育」がテーマ(その1、その2、その3、その4) でした。
第2部は「大人向けプログラミング教育」で、ござ先輩の発表のあとは、Python学習プラットフォームのPyQチーム(@okusama27、@hirokiky)に話してもらいました。
資料は以下です。
PyQチームのサポート
- サービスは、2017年4月リリース
- 半年でお問い合わせ 約2000件
- 技術解説系の質問は3割(=約210件)
質問の種類
ちゃんと書いたのに動かない系
- 原因:写経ミス
- 書いてあるとおりに写したけど、動きません
解説や詳細説明が必要系
- 原因:内容が理解できていない
- 〜ってなんですか?どうしてもここ意味わかりません
対応ノウハウ
ちゃんと書いたのに動かない系の対応
→ 答えを教える
ちゃんと書いたのに動かない系の対応
→ 順序立てて考えてもらう(いきなり答えを教えない)
- 1回目:場所を指定して考えてもらう
- 2回目:処理を細かく解説。なるべく図を使ってわかりやすく(例:しきい値の説明)
よくあるハマりポイント
繰り返し処理(ループ)、集計
- ループ:1つ1つループを紐解いて解説する
- 1周目は変数a=10、2周目は変数a=20、3周目は変数a=30
- Python Tutorで出力すると分かりやすい
全体的に
- エラーが出ている場合は、エラーの解説をする
- なぜ、動いていないのかを解説する(原因箇所を修正するだけではなく)
- よくある質問はPyQブログのPythonお悩み解決で紹介中
まとめ(私の感想)
PyQチームは日頃からエンジニアがユーザーサポートを担当しています。
自分がつくっているサービスの問合せや質問をダイレクトに伺い、Pythonの初学者がつまづくポイントや、初学者への分かりやすい解説についての学びを得て、サービスに反映できていると思います。
ユーザーからの声としては、分からない・分かりにくいというもの以外にも「理解できた!」という喜びの声もあり、そのような声もサービスの向上につながります。
今回の発表は、サポートから得た学びをとりまとめたものであり、ユーザーからの声を得て、チームは着実に進歩しています。
PyQチームありがとうございました!