10月18日、中日ドラゴンズがセリーグシーズン優勝。75年目にして初のシーズン連覇である。
2004年に就任以来、8年間で4度の優勝、そして全てのシーズンでAクラス(3位以内)という成績を残した落合監督はプロ野球史上に残る名監督といえるだろう。
日刊スポーツに掲載された落合監督の手記に印象的な言葉があった。
(〜中略)オレは監督のために、なんてことを望んでいない。ここに就任した時、あいつらに言ったんだ。
「お前ら球団のために野球をやるな。自分のために野球をやれ。それをまとめて勝つのが監督の仕事だ。俺は勝つことだけを考える。お前らの成績や技術なんて関係ない。勝つことに徹する。だから好き嫌いはしない。いい者を使う。勝敗の責任はオレが取る。自分の成績の責任は自分で取れ」って。でも、オレの退任で初めて契約社会というのを実感したんだろう。じぶんでやらなきゃいけないというのがわかったんだろう。
落合監督が、エンジニアのプロ集団達に対して伝えるとしたら以下のようになるだろうか。
「お前ら会社のためにプログラミングをするな。自分のためにプログラミングをやれ。それをまとめて勝つのが経営者の仕事だ。俺は勝つことだけを考える。お前らのつくったものや技術なんて関係ない。勝つことに徹する。だから好き嫌いはしない。いいものをつくれる者を使う。勝敗の責任はオレが取る。自分のつくったもの責任は自分で取れ」
球団が会社、監督は会社でいえば経営者や管理者(マネージャ)などリーダと言える立場の人といえるだろう。
エンジニアやデザイナもプロフェッショナルな職業であり、プロスポーツの世界とおおいに共通するところがある。いいものをつくれなかったら契約してもらえない。それくらいの厳しさをもって日々の仕事に臨んでも良いのではないだろうか。
また経営者などリーダ的ポジションにある人は、それらのプロフェッショナル達をまとめ、会社・チームとしての結果を出すことを全力で考える。そして結果を出せなかったら、自分が責任をとるという気持ちを常に持つべきであろう。
クライマックスシリーズ、日本シリーズと落合監督が采配する中日ドラゴンズの試合をみれるのも残りわずかであるが、多いに注目していきたいとおもう。
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