千葉県の我孫子高校出身である。我孫子高校は私が高校2年(1991年)の夏の大会で、荒井投手(早稲田大学-日本ハムファイターズ)の活躍でノーシードから8回勝ち上がっての甲子園に出場。
1991年の出場は、和田監督が1年生の時に出場して以来の出場であった。
和田監督は、阪神タイガースが日本一になった1985年に日本大学からドラフト3位で入団。
1年目から1軍で控え内野手。4年目の1988年にはレギュラーとなった。
堅実な守備と確実なバッティングで、通算1739安打を放ち1990年代後半までレギュラーで活躍した。
他チームの新監督が持たない特徴としては、1985年以来、27年間も阪神タイガースに(現役17年、コーチ10年)在籍し続けている点であろう。
1985年の日本一(バース、掛布、岡田の3連発)、1990年代の低迷期、2003年の優勝(星野監督)、2005、2007年の優勝(岡田監督)を経験し、監督も、吉田監督、村山監督、中村監督、藤田監督、吉田監督、野村監督、星野監督、岡田監督、真弓監督と9人を経験して来ている。
阪神タイガースの生き字引とも言える存在であり、チームの良いも悪いも知っている。
コーチ時代は、スカウトも顔負けのデータ分析をし、選手から信頼を得ていたそうである。
「守りの野球」を掲げているそうであるが、チームが息を吹き返すかどうかは、以下がポイントと思われる。
・守りの中心である城島捕手が精彩を取り戻し、投手陣の力を引き出せるか
・和田監督のデータ分析力を、大味なイメージがある打線がうまく生かせるか
・阪神が優勝する時のパターンを知っている和田監督が、采配によってチームに良い流れをつくれるか
発表時は、地味な監督が就任したと思っていたが、よくよく調べると、楽しみな生え抜き監督が就任したことがわかった。27年も同じチームに在籍する選手はそうそういないだろう。チーム内での人望も厚いに違いない。
来年、阪神タイガースの戦いを楽しみに見守りたい。
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