もうすぐクリスマスが近づいているが、私の人生で一番印象的なクリスマスイブは、1986年12月24日である。
その日は、パリーグの2年連続三冠王落合博満の中日ドラゴンズへのトレードを知った日である。記者会見が開かれたのは23日の夜遅くなのであるが、私がニュースで知ったのは翌日の24日であった。
中日側の交換選手は、リリースエースの牛島和彦投手、セカンドレギュラーの上川誠二選手、高卒ルーキー時代から頭角を表していた4年目の平沼定晴投手、サウスポー桑田茂投手(引退後、神田ごはち亭の店員)である。
この時の中日は、39歳の星野仙一監督就任が決まっていて、星野監督が現役時代に打倒巨人に闘志を燃やしたように、巨人を倒す事を目標に体制を固めつつあった。
落合選手のトレードをロッテが持ちかけたのは、巨人であったが、中日が「なにがあっても巨人に行かせてはならない」とトレードを仕掛けたのである。
このトレードが功を奏し、星野監督の1年目は2位(優勝は巨人)で、2年目に優勝することとなった。
80年代の巨人は、走攻守で他チームを圧倒していて、それに対し、中日は「打倒巨人」を強く打ち出していた。
それが功を奏し、近藤監督の82年、88年と優勝した。80年代の中日は「強い相手」に対し、ライバル心を持ち、一丸となることで成果がでた事例である。
誰に対してでも敵対心を持って臨むことが良いこととは思わないが、ライバルを組織に持つことで、モチベーションを引き出し、一丸になるという手段は知っておいて損は無いだろう。
今年の目標103エントリー まであと56