ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

中日ドラゴンズセリーグ優勝〜その1

2年前のシーズンから、中日の主力選手のメンバー構成は大きな変化があった。2008年シーズン前には、チーム主軸の福留孝介が抜け大リーグに移籍。2009年シーズンではエース川上憲伸、4番タイロン・ウッズ中村紀洋が抜けた。2年の間に主力が軒並み抜け苦しいはずの2009年シーズン。落合監督は「今年(2009年)が就任してからいちばん面白いシーズンになるんじゃないか」とコメントした。

2009年は終わってみれば収穫の多いシーズンだった。ドミニカから格安で連れてきたブランコ(参考記事:「ブランコ、爆発の秘密は"利き目"にアリ!」)が大爆発し本塁打王(39本)と打点王(110)を獲得。吉見は最多勝(16勝)、チェンは最優秀防御率獲得(1.54)、岩瀬が最多セーブ(41セーブ)とタイトルを獲得し、新戦力が台頭した。

しかしチームの結果は2位。クライマックスシリーズで巨人と対戦したがあっけなく敗れた。シーズン中をみても夏場に1ゲーム差くらいまで追いついたが、結局突き放され巨人との差は大きいように思われた。

大きな補強をせず臨んだ2010年のシーズン。序盤から中盤は巨人、阪神が打力を生かしリードした。一方中日は和田、森野は好調を維持していたが投手陣は7月に5試合連続完封をするのなど安定していたが、8月まで打線が低調。首位とは最大8ゲーム差がつき、2、3位をさまよい続けた。猛暑が続く9月。巨人、阪神が失速する中、ハイペースで勝ち続け首位に立った。そして10月1日に阪神が敗れてとうとう優勝。巨人の4連覇を阻止する4シーズンぶりの価値ある優勝となった。

落合監督の優勝に際してのコメントと捕手の谷繁のコメントが一致している。1,2年の戦いではなく、長いスパンで勝ち続けるチームを目指しているのだろう。

落合監督
「1,2年ではなく、7年間も積み上げたものが最後に出たんだと思う。このスタイルを、これからも続けていかないと」

谷繁
「投手陣がどんどん場数を踏んで育ってきてくれた。今年だけじゃなく、積み重ねでこういう成績を残すことができた」

2004年の監督就任以来、2004年、2006年、2010年と7年で3回のリーグ優勝。1970年代が1回。1980年代が2回。1990年代が2回というのを考えると、チーム創立以来もっとも強い時期にあるといってよいだろう。

次回以降でも中日ドラゴンズの優勝について記してみたいとおもう。

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