人の能力には、もともと大した差はなく紙一重というのが私の考えである。
もともと差はないからこそ、いかに力を出し切るか、そして力を出し切った結果を積み重ねるかということが大事となってくる。
100の力を持った人が、力を抜いて50の力しか発揮しなかったら、50の力を持った人と互角になる。そして50の力を持った人が努力し、60の力を発揮したらあっさりと負けることになるだろう。
結果が出るかどうかは、ぎりぎりのライン上にある。
仕事においては100の力を持った人が報酬が高いことが多いので、100の力を持った人が手を抜いて負けたとしたら、その時点で報酬に見合わないということになる。それはプロスポーツなどの年俸制の世界では顕著であるが、会社でも同じである。
「力を出し切ることは難しいですよ。苦しくて苦しくて倒れそうになります。でも、それをやめてしまったら終わりです。プロの資格はなくなりますね。」
イチローの言葉である。
力を出し切ることは難しいのである。難しいからこそ、それを積み重ねることにより偉大なレベルに達することができる。その時点で、もともと大してなかった差が大きな差となって現れる。
いかに力を出し切るかということを日々考え、慢心せず仕事に励んでいきたい。
今年の目標102エントリー まであと70