先日、イチロー選手が、日米通算3086安打を達成し、日本人選手の通算最多安打で1位となった。
イチロー選手は、プロ3年目の21歳の時(1994年)に210安打を記録し、日本で2000年まで7年連続首位打者。そして、メジャーリーグに2001年に移籍してからは、昨年まで8年連続200安打を達成。そして一度も故障者リスト入りせず(2009年のはじめにWBCの疲れから胃かいようで初の故障者リスト入り)活躍し続けている。
21歳から現在の35歳までの15年にわたり、イチロー選手が一流を超えて、超一流であるのは、技術的なこともさることながら「活躍し続ける」「出場し続ける」という点であると思う。これが、超一流選手とその他の選手の決定的な違いではないか。
イチロー選手もケガをしないわけではないだろう。ケガをしていても出場し続けていると思われる。
ゲームに出続けることがチームへの貢献。出続けることでそこに価値が生まれる。
一時的な成功で満足しない。一休みしない。
活躍し続けることで偉大な価値が生まれる。
それを知っているからこそ、イチロー選手は試合に出場し続けるのではないだろうか。
この「出場し続ける」ことの価値は野球に限らず、仕事においても同じではないかと私は思う。
滅多なことでは休まない。
雨の日も風の日も、そこにいて仕事をする。
それが周囲に安心感と信頼感を与え、組織全体に安定感が生まれる。
組織にとって、社会にとって、その人はかけがいのない存在になる。
この価値の重要性を知り、誰に言われるでもなく実践し、さらにそれを続けるために自己管理を怠らない人が、超一流になり、社会で太く長く活躍できる人ではないかと思う。
(周囲は無理せず休めということが多いが、それに甘える人は超一流になれない。もちろん、休まないことで周囲に迷惑をかけるようでは本末転倒であるし、上手に休むことも必要であろう。しかし、そもそもそのような状況では超一流を目指すことは難しい。)
これからも前人未踏の記録を達成し続けるであろうイチロー選手の「活躍し続ける力」「出場し続ける力」を見習い、超一流の仕事人に少しでも近づきたいと3086安打のニュースを聞き、おもったのである。
今年の目標101エントリーまであと75