前回のエントリーで、企業や人が社会で成功するためには「社会からの信頼のレールを太くする」ことが重要であるということを書いた。
信頼について知るには良書がある。それは「スピード・オブ・トラスト」である。
「信頼がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する」というサブタイトルがついているように、信頼が組織にとって最も大事であり、大きな効用をもたらすとし、信頼と組織の関係について明快に説明している書籍である。社会や人から信頼を得るにはどうしたら良いだろうか。
「スピード・オブ・トラスト」には信頼の4つの核として、以下のものを挙げている。
・誠実さ
言動に一貫性のある人かどうか
・意図
どのような考えのもとに行動しているか
・力量
優れたパフォーマンスを生み出すための才能、スキル、知識、能力
・結果
実績を上げているか
この4つをみると、「あの人は知識はあるんだけど。。。」などという人や、「まじめなんだけど、仕事がいまいちで。。」と言われる人が、一緒に仕事をする人から信頼を得られない理由がわかるであろう。これらの要素のうちどれかが欠けているのである。つまり信頼を得るためには、これら4つの条件を全て満たす必要があるのである。
私が最も注目したのは4つ目の「結果」である。これが意味するところは新しい顧客と仕事をするときは、最初の結果を出すまでは真の信頼は得られないということである。
「まずは結果を出すこと」
これが信頼を得るための早道である。
次回のエントリーでは、社会から信頼を得るための道筋について書こうと思う。
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