ビープラウドのサイトの経営理念のページに「ビープラウドの価値観」が21個書かれています。
今回は「楽しく遊び心、ユーモアがあり穏やかな環境をよしとする」を紹介します。
人が「仕事に集中して取り組んでいる」状態
人が「集中して仕事に取り組んでいる」とはどのような状態でしょうか。
一般に人の脳波の周波数は5段階あると言われています。*1
δ波(デルタ波)
- 周波数が4Hz以下の状態。
- 深い睡眠に入っている状態。
θ波(シータ波)
- 周波数が4~7Hzの状態。
- 寝る間際や起床した後などまどろんでいる時に出る
- ひらめきが起こったり、記憶力が上がる状態。
α波(アルファ波)
- 周波数が8~13Hzの状態。
- 集中することが出来たり、脳がリラックスしている状態。
- 勉強をしたり、仕事をしたりする時に向いている脳波。
β波(ベータ波)
- 周波数が14~30Hzの状態。
- 集中することが出来るが、イライラしている場合もある。
- 創造的なことをするより、ルーチンワークが向いている。人が普通に起きて活動をしている時。
γ波(ガンマ波)
- 周波数が30~70Hzの状態。
- 不安になっていたり、興奮している状態。
- 火事場の馬鹿力を発揮している状態。
- 長く続くと体が休まらず好ましくない。
上記のうちで、仕事に集中して取り組んでいる望ましい脳波は、α波(アルファ波)といわれています。
人が集中して仕事に取り組める環境とは
α波とは、脳がリラックスしている状態です。
リラックスのために必要なものとしてイメージするのは、楽しさ、遊び心、ユーモア、穏やかさなどではないでしょうか。
ビープラウドでは仕事をするひとたちが集中し能力を発揮できる環境が、仕事をするひとたちの手で自然につくられきたと思います。
それを価値観としてまとめたのが「楽しく遊び心、ユーモアがあり穏やかな環境をよしとする」です。
一方で、β波(ベータ波)、γ波(ガンマ波)が出ている状態は、集中しているが創造的な仕事ができなかったり疲れやすく長続きしない状態です。
このことから成果や期限にいつも追い立てられると、β波(ベータ波)、γ波(ガンマ波)になってしまい逆効果であることが分かります。
仕事をする人を成果や期限で追い立てないことが、集中して取り組んだ結果の良い成果や創造的な仕事につながるのではないでしょうか。
アイデアを生むために
アイデアやひらめきが生まれやすいのは、θ波(シータ波)です。
θ波(シータ波)は、睡眠の前後で生まれます。
良いアイデアが浮かばないときは、仕事中に睡眠の力を使ってアイデアを生み出すのも良いかもしれません(笑)
仕事でリラックスしてばかりいられるのか
「自由と責任(自由には責任が発生する)」「制約と創造(制約があってこそ、創造力が生まれる)」*2というように、矛盾する2つのことが作用しあってこそ、成果につながることはたしかです。
責任を感じたり、制約事項が発生すると、プレッシャーを感じ緊張します(その結果、脳波はβ波(ベータ波)、γ波(ガンマ波)になります)。
これらは仕事をする上ではゼロにすることはできません。
なぜなら社会は常に動いており、さまざまな事情が複雑に絡み合い影響しあい、常に自分たちの都合だけで仕事ができることはないからです。
バランスとしては、リラックスしている状態(α波)を通常状態とし、β波(ベータ波)、γ波(ガンマ波)は非常時という環境がよいでしょう。
そして、責任や制約に追い立てられて緊張している状態(β波) 、トラブルで火事場の馬鹿力を発揮している状態(γ波)が通常になってしまわないような仕事の環境をつくることです。
経営者としては、ビープラウドで仕事をするひとたちが、リラックスして集中して仕事に臨める環境をこれからもつくっていきたいと思います。