ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

新しい一手

前回のエントリー「プロフェッショナル仕事の流儀 直観は経験で磨く〜棋士羽生善治」のさらに続き。

番組の中で、印象深かったシーンとして10代・20代の時と30代での違いを羽生が語っているシーンが上げられる。

「10代、20代は、余計なことは考えない、考える材料はない。30代は、いろんなことを考えられるようになってくる。そこに迷いやためらいが生じる」

番組の中では35歳(放映当時)になった羽生棋士が、賞金のかかったタイトル戦であえて新しい手を打って行くシーンが映し出されていた。

羽生棋士は、迷いやためらいが生じる30代だからこそ「変化を恐れずに進化していくこと」が大事であるという。

「リスクなくして成長なし。新しい手を打って、得るものがあれば、それは大きな収穫。もちろん場面としては手堅くいくことはあるが、方向性としてはそのような方向である」と。

これは企業においても同じことがいえるのではないだろうか。ある程度会社が軌道に乗って来ると、考えることが増え、迷う事が多くなる。

その段階に達した時、新しい一手を思い切りよく打っていけるか。

もちろん、その新しい一手は、経験にもとづく直感を基点としたものである必要があるだろう。

新しい一手を打つタイミングとしては、必要に迫られて打つということでは良い手は打てない。

常に新しい一手を打てるような状態でいて、新しい一手を打つタイミングが来たら、思い切り良く打っていくという一手が大事ではないだろうか。

新しい一手を打って行く心構えを持ち続け、会社も自分も進化していければと思う。

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