10/22のエントリーに書いた「プロフェッショナル仕事の流儀 直観は経験で磨く〜棋士・羽生善治」の続き。
1時間の番組の中で、羽生があえて空白の時間をつくっているシーンが、何度か映し出された。
・地方の対戦会場につくとあてもなく、周囲を散歩をする
・渋谷駅から千駄ヶ谷の将棋会館まで2kmの道を歩き、その間は将棋のことは考えない。対戦の場につくのも3分前。あえて白紙で臨む
・長期戦になった場合の対局中断時は、千駄ヶ谷の将棋会館から10分歩いて、神宮球場近くのレストランに向かいサンドイッチを10分で食べ、そのまま帰る
これらの空白の時間をつくることにより「玲瓏(透き通り、曇りの無い様)」になり、直感が働き、集中しやすい状態を自分に作り出しているという。
ここ1、2年の自分を振り返ってみたい。平日、土日も仕事のことを考える。寝ている間も仕事の夢をみる。良く言えば「寝ても覚めても仕事の事を考えている」となるだろうが、そこには「空白」というものは存在しなかったことは確かである。
日々の仕事は判断の連続であり、その判断の多くは「直感」を基点とする。「直感」を基点としてそれに対し、ロジックをつけていく。その基点が最初からずれていた場合、判断を大きく誤ることなる。研ぎすまされた「直感」が生まれて来るよう、あえて「空白」の時間をつくって行ければとおもう。
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