自分の死。
自分の葬式に参列した家族、友人、知人などがどのように自分を思い出してほしいか。
これについてイメージすることから、第2の習慣「目的を持って始める(Begin with the End in Mind)」は始まる。
自分はどのような人になりたいのか、何を目指しているのか。それはすわなち自分の最終的な目的地である。
日々の忙しさに追われ、どこに向かおうとしているのか、何を目指しているのか、それをいつの間にか忘れてしまって、間違ったゴールに辿り着いてしまうのは人が良くする過ちである。人生は短いということを意識できずに、無造作に日々を過ごしてしまうことも多いだろう。
このような過ちを防ぎ、正しい方向に導くのが「リーダーシップ」である。リーダシップとは、自分、そして組織が成功のはしごをのぼっているかどうかを常に意識し考え、導くことである。掛け違えたはしごを、いかに効率よくのぼるかをマネジメントしても無意味である。それがリーダシップとマネジメントの違いである。
「私的成功の次に、公的成功が来る」というインサイド・アウトの考え方に従うと、まずはリーダシップにおいても、私的成功をおさめるのが順番であろう。
自分の目的地、なりたい自分を定め、そこに自分を導くことができるかどうか(自己リーダシップ)。そして、目的地を定めたら、自分自身をその方向に進めるべく勇気を持ち、一歩を踏み出せるどうか。その一歩が、私的成功への第一歩となる。私的成功が実現できてこそ、組織のリーダとしての成功(公的成功)が実現されるのである。
今回、7つの習慣の第2の原則の章を読みなおすことで、リーダとして成功できるかどうかは、自分の目的地を定め、それを実現するために正しく進むことができているかどうかが大前提であることが認識できた。今一度自分の目的地について、ゆっくりと時間を取って考えてみたいと思う。
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