お客さんと話していて、なかなか話が腑に落ちないことがあります。
お客さんの言っていることが、自分の側にとってメリットがなかったりすると、こちらの論理も分かってもらおうとして、すぐに説得に入ってしまいがちです。
そんな時は「どうしてこの人はこのようなことを言っているのだろう」と考えてみると、案外すぐに解決したりします。
・稟議に時間がかかる会社で、逆算して急いでいる
・過去のプロジェクトになにか経緯がある
・役職の立場上、このように言っている(人には立場ってものがあるよな)
・上司の顔が頭にちらついている(取引先と上司の板ばさみ)
etc...
少し考えてみてわからなかったら、質問してみるのも得策です。
そうすると「実はですね・・」という風に事情を話してくれる人もいます。
そのように事情・背景がわかると「なるほど、それならやらないといけないですね」とこちらも納得することができるので、仕事をうまく進めることができます。
「相手の立場に立つ」というのは、コミュニケーションの基本ですが、意見が対立した場面などでは、つい忘れてしまいがちですので、意識してそのような思考ができるように常にトレーニングをしておこうと思います。