ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

10年目を迎えました&ビープラウドのミッション、ビジョンと価値観

2015年5月23日で、ビープラウドが設立して10年目を迎えました。

今まで関わって頂いたお客様、そしてビープラウドの活動に参画してくれたメンバー、ビープラウドに関わって頂いた方々に深く感謝いたします

私は自分の経営者としての人生を、大きく2つのフェーズに分けようと考えました。

1stフェーズは下積み(修行期)の10年。

2ndフェーズは下積み(修行期)を元に成果を出していく10年です。

会社をつくって丸9年なので、下積みの期間はあと1年あります。

下積み期間が終わっても、やることは変わらないとおもいますが、下積み期間を明確にもつことで、以下の効果があったとおもいます。

  • 結果に一喜一憂せずじっくり取り組めた。うまくいかなくてもあせらず、うまくいっても調子に乗らなかった。
  • 経営者としての実力をつけるための勉強にじっくり取り組めた
  • 無理に目標をつくったり方向づけしたりせず、流れに任せることで、会社の強み、文化、個性が、いるひとたちの個性の中から自然に生まれて来た

特に3番目については昨年末の社内勉強会(BPStyle)で「今までの取り組みの中から自分たちの価値観をはっきりさせて、次の10年の行動につなげて行きましょう」という話を私から会社メンバーにしました。

そのために、今年の1月に開催したBPCamp(山梨の石和温泉への旅行)では、独自に作成した8つのワークシートによる2時間ほどのワークに会社全員で取り組んでもらい、皆の価値観や考えなどを集めさせてもらいました。

そのワークシートを読み直したり、過去の会社の取り組みを思い返したり、自分のブログを全部読み返したり、さまざまな本を読みつつ、会社のミッション、ビジョン、価値観についてあらためて考え、草案(β版)をつくりました。

"草案(β版)を"というのは、これは私がまずつくったものであるからです。

これから1年をかけて、皆の意見(直接聞く意見、間接的に聞く意見、日々の活動などから)を入れつつ、また自分もさらに勉強を重ね、次の10年に向けて育てていきたいと思います。

以下が、草案です。

まず、会社の理念・ミッションから。

ビープラウドの理念・ミッション

IT技術(開発方法・設計技法・実装技術・応用技術およびそれらの活用方法)について日々絶えず研鑽し、 成長すること。 そして、そのたゆまぬ研鑽の結果である高度な知識、技術、創造力を用いて、ITサービス、ITシステム・プロダクトの開発においてアイデアをカタチにすることに誇りをもち、カタチにすることで価値を生み出し、生み出した価値により人を幸せにし、社会に貢献すること

これから仕事をするひとは、自分が身につけた知識・スキルをもとに、世の中に経済的、社会的価値を生み出していきます。知識は価値を生み出す資産です。その資産をもち続けるには、常に謙虚に学び続けることでしょう。

学び、磨き続けた知識は時間をかけた分、奥行き、深みを増していきます。

情報は世の中に行き渡っているとはいえ、知識は自ら学び、自分の中に蓄積し、磨き、身につけていくものです。

そのようにして身につけた知識は、世の中に大きな価値を生み出していく原動力になりますし、これからますますそのような時代になっていきます。

そのように研鑽していくことは、1人1人が自立した人間として生きて行く力をつけることでもあり、そのような自立した人たちが集まっていることは会社の強みにもなります。

ビープラウドはひとりひとりが研鑽した知識をもとにし、それをあわせることで価値を世の中に提供して行くことをミッションとし、社会における存在意義としたいと考えています。

次がビジョンです。これは将来のありたい姿、目指したい姿です。

ビープラウドのビジョン

「世界中のエンジニア・デザイナーが憧れるIT企業」

イメージとしては、エンジニアやデザイナーが、自分の力をのびのびと発揮して仕事ができ、世の中のエンジニアやデザイナーからも、一度は仕事をしてみたい・入りたいと思われるような会社です。仕事をしているひとたちは、ビープラウドで仕事をしていることに誇りを持ち、また自分自身にも誇りをもっていることでしょう。

ビープラウド(BePROUD)という社名もこのようなイメージに由来しています。

shacho.beproud.jp

ミッション、ビジョンの次は、価値観です。

一緒に仕事をする上で、価値観はとても重要ですので、ある程度明確にしておく必要があります。

ジャンルごとにそれぞれ7つずつになりました。

ビープラウドの基本的価値観

  • 楽しく、遊び心、ユーモアがあり、穏やかな環境をよしとする
  • フラットで敬意をもった人間関係をよしとする。そこには偉い人間や上下関係は存在せず、あるのは役割のみである
  • よい環境は与えられるのではなく、自ら参加し、改善し、つくりあげていくこと
  • 自分たちの良い取り組みは、世の中に知らせ、社会に広げ、世界を変えていくこと
  • 良い取り組みは継続すること
  • IT業界・コミュニティに会社として貢献すること
  • 会社は学校である。仕事をつうじて自分をつくり、仕事をつうじてお互いに信頼できる生涯の仲間をつくること

ビープラウドで仕事をする人の基本的価値観

  • 日々、技術に感動し、技術を楽しみ、技術をリスペクトする心をもちつづけること
  • 専門知識・技術・スキルから価値を生み出すイノベーションに取り組むこと
  • プロフェショナルとしての自由意志をもとに、役割に責任をもち、仕事には真摯に没頭して取り組むこと
  • 自由であるからこそ、自らをマネジメントし、生産性を高めるための習慣を身につけること
  • 知識は他の人の知識と協働して成果を生み出す。協力し、教え合い、切磋琢磨することでさらなる価値や知識を生み出すこと
  • よりよい仕事の仕方や働き方を、常識にとらわれず、日々工夫し実践していくこと
  • 知識・技術・経験はアウトプットして共有し、会社そして世の中の形式知・資産とするようにつとめること

ビープラウド経営の基本的価値観

  • 会社を社会から信頼されるひとつの人格を持った存在に育てることを第一義とすること
  • 会社は社会からの預かりものである。会社のために従業員がいるのではなく、従業員のために会社がある。会社のために顧客がいるのではなく、顧客のために会社がある。
  • 従業員が内発的な自由意志のもとに仕事に没頭し、生産性を高められるよう、最大限の投資、サポートをし、良きスポンサーとなること
  • 従業員を徹底的に信頼すること。余計なルールをつくらないこと
  • 会社と従業員は、Win-Winの関係を保つこと
  • 文化はつくるものではなく、生まれるものである
  • 役割を果たしてくれた人に対し報酬を支払うこと

10年目を迎えるビープラウドを、何卒よろしくお願いします。