2015年 明けましておめでとうございます。
2006年にビープラウドを設立しましたが、今年の5月で10年目のスタートを切ります。
私なりの感覚でいうと、設立時は小学校1年生だったのが、今は中学校3年生で、10年目から高校1年生といったところでしょうか。
会社は「法人」というように、ひとつの人格をもちます。
法人はそれぞれに性格があり、個性があり、社会と関わり生きていきます。
逆に、人と法人が異なる点もあります。
それは、人はどのような人でも生きていることに価値があるのに対して、法人は社会に価値を発揮することで、はじめて存在意義が生まれるということです。
私の経営者としての使命は、ビープラウドを社会から信頼される人格に育てることであると認識しています。
そのためには、経営者である私がまず信頼される人になる必要があります。
私が良く読む書籍の「スピード・オブ・トラスト」には、信頼の4つの核というものがあげられています。
- 誠実さ
- 意図
- 力量
- 結果
この中でも、今までの私に足りなかったものとして「意図(を伝えること)」があげられます。
「意図」とは、どのような考えのもとに行動しているか、ということです。
日々の仕事において、会社のメンバーとも全員と毎日話すわけではないですし、私の意図を直接伝える場は、全社で集まる会など年に数回に限られていました。またお客様や会社以外の関わる方々に、私の意図を伝える機会というのはそうそうあるわけではありません。
意図は日々のひとつひとつの行動で伝わるものかも知れません。それも大切なことでしょう。
そして、私の元来の性格として、積極的に自分の考えを人に伝えていくような性格ではなく、その分、行動で伝わるようにしてきたつもりです。
しかし、それですと意図が伝わる機会は限られ、私が信頼されるための機会も限られるということになります。私が信頼されないということは、ビープラウドが社会から信頼されないということにもつながり、自らの役割を果たしていないことになります。
心理学でコンフォートゾーンという考えがあります。「心地よく、自分が力を発揮できる精神的な領域」のことです。
コンフォートゾーンは、人が力を発揮できるという意味では良いのですが、無意識にそこに留まろうとすると、自分の可能性を狭めてしまうことになります。
私は「意図が自然に人に伝わる」というコンフォートゾーンに留まっていたのかもしれません。
今年は「意図が伝わる」に加えて「意図を伝える」を意識し、信頼される人になるために行動したいとおもいます。
その行動のひとつとして、ここ2年ほどあまり書けていなかったブログを通じて、私の経営者としての意図(主に価値観)を、伝えていければとおもいます。
本年もどうぞよろしくお願いします。