ドラッガーのいう「産業」の時代と「情報・知識労働者」の時代で会社はどのように変わっていくべきだろうか。
まずは産業時代の組織構造について。
大きなやりたいこと(事業)があって、リスクを分散するために資本家が少しずつお金を出し合って会社ができる。それを実現するために労働者を雇う。これが、資本主義の成り立ちであり、会社の由来である。このような会社は、資本家(経営者)が上、労働者が下という関係になり、下図のような、「上意下達型組織」となり、労働者は経営者の望むがままに仕事をするのが仕事になる。
これを最適化し、生産性を向上させたのが「20世紀のマネジメント」である。
産業の時代は、あるモノをつくるために、必要な人を集めて事業を進める「モノ中心」のマネジメントの時代である。
「情報・知識労働者」の時代は「情報や知識労働者」の時代は、「ヒト中心」のマネジメントの時代となる。従って、産業時代のマネジメント成功体験をそのまま「情報や知識労働者」の時代に適用すると、うまく噛み合ないのは目に見えているだろう。
これからの経営者は「産業」時代の成功体験(モノ中心のマネジメント)を捨て、「情報や知識労働者」の時代に適合するマネジメント(ヒト中心のマネジメント)を模索し、進めていく必要があるのである。
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