ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

人を雇う〜小さなチーム大きな仕事

ビープラウドでは、今年、2回人材を募集した。

その際の考え方として「小さなチーム大きな仕事」の「人を雇う」の章が、他のどの本よりも参考になっている。37シグナルズは、さまざまな有用なWebサービスや、Ruby on Rails を生み出した企業である。

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以下に「人を雇う」の章に書かれている内容をまとめさせていただく。

(1)まずは自分自身から
自分自身でやり、仕事の本質を理解してから人を雇う事。それでなければ自分のビジネスを他人に運命を委ねる事になる。

(2)限界で人を雇う
人を雇うのによいタイミングは、定められた期間内であなたの限界を超えた仕事があるときだ。その時こそ人を雇うのであって、その前ではない。

(3)無用な人は雇わない
とりつかれたように人を雇う会社もある。有能な人を雇っても何もやることがないのでは、百害あって一理なし。

(4)会社を「知人のいないパーティ」にしない
短期間に多くの人を雇うと「知人のいないパーティ」になってしまいがちだ。知人のいないパーティは退屈で苦痛である。そして、いつも新しい顔があるので皆が常によそよそしくなる。皆が対立や劇的な反応を避ける。物事が厳しくなった時にも皆が率直に自分の意見が言えるような環境が必要だ。

(5)履歴書はばかばかしい
履歴書はジョーク。いくらでも飾る事が出来る。直観を信じよう。

(6)経験年数は意味が無い
大切なのは、どのくらい質の高い事をしていたか、なのだ。

(7)学歴は忘れる事
有望な人材は、学校を突出した成績で卒業した層の外にもたくさんいる

(8)全員が働く
小さなチームでは働いてくれる人が必要なのであって、人に仕事を振る人間が必要なのではない。皆何かを生み出さなければならない。結果を出さなければならない。仕切り屋を雇ってはいけない。

(9)「自分マネージャー」を雇う
自分で方向性を打ち出し、仕事をこなす人。このような人を採用すれば、組織が管理すべき事も少なくなる。

(10)文章力のある人を雇う
文章がはっきりとしているということは考え方がはっきりとしているということである。

(11)最高の逸材はどこにでも
地理はもはや重要ではない。どこに住んでいるかではなく、最高の逸材を雇うのだ。

(12)社員をテストドライブする
面接だけでは十分ではない。20時間〜40時間仕事をすれば、彼らの言葉ではなく行動から判断する事ができる。

ビープラウドは、日本版37シグナルズのような会社にしていければと考えている(もちろんモデリングして参考にするということで、さらに独自性を加えていきたい)。

37シグナルズのシンプルな考えかたは、IT企業や組織にとって参考になると思うので、どなたにも一読を薦めたい書籍である。

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今年の目標102エントリー まであと36