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ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

独習Python入門〜1日でプログラミングに強くなるを読みました

BPStudyの、#79#91#92#100#103で登壇(登板)して頂き、8月26日の #108でもお話いただく、ござ先輩が「独習Python入門〜1日でプログラミングに強くなる」という書籍を出版されましたので拝読させていただきました。

独習Python入門――1日でプログラミングに強くなる!

独習Python入門――1日でプログラミングに強くなる!

出版のきっかけは、プログラミング初心者の就職前の甥っ子さんがプロフェッショナルを目指すために書いた内容を、出版社に持ち込んだことだそうです。

私のプログラミング入門時代

プロフェッショナルを目指す人のためのプログラミング入門書ということで、まずは、私がプロフェッショナルを目指し始めた頃を思い出すことから始めてみます。

以下に、私がプログラミングを始めた頃に苦しんだことを恥ずかしながらあげてみました。

  • エラーメッセージの意味がわからない。解決できない。進まない。実行すらできない。1日なにやってたのと落ち込む

    例:全角英字/数字の区別がつかず、何度見なおしてもエラーがみつからない(恥)

  • 時間が過ぎ、焦り、心が折れそうになり、自分は向いてないのかと考え始める

  • なぜこんな簡単なことを、こんなめんどくさい方法でやらないといけないんだと、憤りを感じる
  • 学んだ内容をどのように活用して、社会に役立つアプリケーションにすればよいのかわからない

プログラミングは体感し学んでいくもの

書籍を開いたら、まず読んでほしい箇所があります。

それは11章の「学習曲線について」です。

ここには以下の内容が書かれています。

  • プログラミングは体感するもの。体感していくことでしか理解が深まらない
  • 理解が深まるまでは潜伏期間がある
  • プログラミングの学習の最大の敵は、わからない自分に自信をなくしてしまうこと

私は上にも書いたようにプログラミングを始めた素人時代に苦戦し、数年経ってもなかなかプロと呼べるレベルにはならず、焦り、心が折れそうになりながらプログラミングを学び、仕事をしていました。

その時にこの内容を知っていたら、どんなに気持ちを落ち着けてプログラミングに取り組めたことか。

「プログラミングの学習曲線」は、プログラミングを始める方、始めて少し経った方にも是非とも知ってほしいことです。

実況中継シリーズを彷彿させる語り口

この書籍を読んでいて、私は、ふと大学受験の時にお世話になった実況中継シリーズを思い出しました。

実況中継シリーズは、名物講師の実際の講義を書籍にしたものですが、教科書を読むよりも、すいすいと頭に入ったものです。

「独習Python入門」では、プログラムを動かすだけではなく、プログラミングをする上での心構えも、要所に散りばめられています。

  • ネストの深さは闇の深さ
  • プログラミングにおいて、コピーペーストは諸悪の根源!ダメ!絶対っ!!(Don’t Repeat Yourself)
  • エラーを制するものはプログラミングを制す

また文字コードなど、すぐにはプログラミングに関係しないような内容などの場合「ここは今は読まなくて良い、でも知っていると後で役立つ」などと、メリハリをつけて説明していたり、プログラムが実社会で活用される事例を数多く説明し、読者のイメージを湧きやすくさせています。

このように、プログラミングに必要な文法などを説明するだけではなく、さまざまにバリエーションをつけて理解を深めていくスタイルは、教科書というよりも実況中継シリーズを彷彿とさせます。

ステップ・バイ・ステップかつ実践的

学習内容ですが、Pythonの基本的文法、オブジェクト指向、自動テスト、Webアプリケーション(HTML/CSS,JS)と段階を追って説明しています。

基本的文法を段階的に丁寧に説明しつつ、実際の仕事で必要になるであろうオブジェクト指向、自動テスト、Webアプリケーションを説明しています。

オブジェクト指向、自動テスト、Webアプリケーションなどを混乱するから出すのはやめようというよりも、いずれ実践で必要になるのだからと、あえて説明し、プログラミング初心者が混乱しないように配慮してシンプルに説明している箇所は、かなり時間をかけたのではないでしょうか。

(時間をかけて推敲した書籍と、そうではない書籍は見分けがつくものです)

イラストも学習内容をわかりやすく説明しつつ、ほんわかしてて良い感じです。

私は、特にファイル処理のイラスト<ファイルを開いて(open)して、書き込んで(write)、保存(close)>のイラストが気に入りました。

プログラミングを始めた当初、恥ずかしながらファイル処理のイメージが湧かなかったので、そのときの私に見せてあげたいです。

まとめ

プログラミング入門者にこの書籍はおすすめです。

ひたすら文法を説明しているだけの教科書的な入門書は退屈して挫折しがちです。

私にも「昔、この書籍で学んだ」という思い出の書籍がいくつかあります。

「独習Python入門〜1日でプログラミングに強くなる」も、プログラミングでプロフェッショナルを目指したいひとの思い出になる書籍になることでしょう。