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ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

第1の創造と第2の創造

開発方法論

「第8の習慣(キングベアー出版)」に次のような言葉があります。

「あらゆるものは2度作り出される。はじめは知的な創造。第2は物的な創造である。ビジョンが第1の創造だとすれば、第2の創造は実際に実行し、物事を成し遂げることである。」


システム開発の現場にも、この言葉はあてはまります。

システム開発の現場でいえば、第1の創造は、プログラミングをはじめるまでにする作業があてはまります。主に、要求分析、要件定義、設計です。第2の創造は、物理的にものをつくっていくフェーズであるプログラミングです。

一見、簡単な機能で、設計が必要ないように思われても、設計図を作成し、他の人にレビューしてもらうと、意外にもいろいろ指摘事項が出るものです。


これを簡単な機能だからといって、設計を省略して実装に入ると、思わぬ修正による戻り工数が発生し、思ったようにプロジェクトが進捗しないという事態が起こり得ます。

これは、第1の創造である設計作業を充分に行わず、第2の創造であるプログラミングからはじめてしまった失敗例です。


何事もまずはビジョンが大事であり、そのビジョンを落ち着いて検討する(これにはある程度の時間が必要です)ことから始まります。

スピードが重視される世の中ですが、間違った方向にロケットスタートをしても、貴重なエネルギーが浪費されるだけです。

まずは、落ち着いて方向性を定める。次にスピード、加速という順序でものごとを進めるよう、リーダーは心にとめるべきです。

「まずはつくってみないとイメージが湧かない」というのは、要求分析、要件定義、設計を、落ち着いてすることができない人の言い訳でしかないでしょう。

完璧とはいかないまでも、第1の創造をじっくりと取り組むことが、結局は成功への最短距離だと思います。

第8の習慣 「効果」から「偉大」へ/スティーブン・R・コヴィー
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