2017年のテーマは、昨年2月のブログに書いたとおり「攻め」でした。
2017年のテーマを「攻め」にした理由は、2016年に「守り」に入った反省からです。守りに入った自分は*1、経営で過去と同じ失敗を繰り返し、脆くも崩れていきました。
「攻め」には、自分の意識改革が必要でした。
その意識改革とは「過去」についていっさい考えないことです。
過去を思い出すときは「あのときはこうしておけば良かった」という後悔の念であったり、「あの行動は良かった」などと余韻に浸っている時間が大半です。
「振り返り」といえば聞こえは良いですが、後悔の念や余韻に浸ることは、過去に縛られることであり、未来のためにほとんど役立ちません。
過去のことを考えなくなった分、現在や未来のことを考える時間が増えました。それにより「やるべきことは未来をつくることだけだ」というシンプルな気持ちがうまれ、自分の行動・判断のスピードにつながりました。
見習うべき「攻め」の姿勢として、将棋の羽生善治永世七冠を思い出します。
羽生善治さんは公式戦やタイトル戦の重要な場面で、あえて今まで指したことのない冒険的な手を指すそうです。
そのようにリスクをとる理由は、手堅い手を指した目先の勝利よりも、新しい手を指すことによる経験の獲得と進歩、そして将棋の進歩のためです*2。
「リスクなくして成長なし」
自分と会社の進歩、そして世の中の進歩のために、今年も攻めていきたいとおもいます。