ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

ITアーキテクトの心得とプロジェクト志向

IT Architect Vol10(IDG社)の「技術力を高めるための心得”8か条”」という特集を読みました。

この特集は、ただ単に技術力を高めるための心得ではなく、アーキテクトとして技術力を高めるために、日々どのような心得で仕事、ITに対したら良いかという視点で書かれています。

<プロジェクトの中で>
1. 情報量を増やせ
2. コミュニケーションの輪を広げろ!
3. おせっかいになれ!
4. 根本に立ち戻れ

<会社の中で>
5. 自分の得意分野を作り、アピールすべし
6. 手を挙げよ、提案せよ!

<日々の暮らしの中で>
7. 業務でできないことを試せ!
8. 情報収集のアンテナを張れ!

読み進んでいく中で、この心得が目指すべきアーキテクト像がみえてきました。

(1)思考:幅広く、数多くの経験を持ち、全体観/大局観をもとにプロジェクト全体を考え、行動できる
(2)技術:深く知っている専門分野とその周辺分野について、ひととおりのことは知っている(逆T字型の知識)
(3)先進性:日々、新しい技術・情報に積極的に触れ、かつ自分で試している

この中でも一番仕事にとって、効果が大きいのは、(1)だと思います。
私は(1)のようにプロジェクト全体を考え、行動できる志向を「プロジェクト志向」と呼んでいます。

日々、仕事をしていると、自分の担当分の仕事がきついだとか、自分の担当分はうまく行ってるから他は知らないとか、そのようなことに視点が行きがちです。また、一つのプロジェクト・仕事から学べることは、いろいろあるはずなのに、こなすことだけに意識が向いてしまうこともあります。

この記事を読んだことをきっかけに日々の自分の意識がどのように向かっているか、再確認して仕事に取り組んでいきたいと思います。