就職活動のときに、IT業界を選んでよかったなと最近思います。1996年の話です。
最初にIT業界を選んだ理由は「業界が未成熟そうだから」
実力も知識もなにもない自分にも、やりかた次第でチャンスがあるのではないかと思ったのです。
そして、成熟している業界では、資本、コネ、学歴、よいしょ?などでほとんどが決まってしまうのではと思っていたのです。(今となっては、勘違いかもしれませんが)
こうして、まずは業界を決めました。
次に職を決めました。
IT業界がよいだろうというのはわかったが、裏でどう動いているのか、技術がわかっていなかったら、雲をつかむような感じになって、もどかしくなるだろう。そう思いました。これは自分の性格だと思いますが、自分の理論と現実がマッピングし、納得したいという面があります。
その結果、技術職が最初は良いだろうと考えました。
しかし自分は文系。通用するのか。不安はありましたが、努力でカバーしようと思いました。大学でやっていなくても、4年も仕事で全力でやれば、追い抜けるだろう、たくさん仕事をして、20代は体でITを覚えよう、そう思っていました。
IT業界に入り、11年目になりますが、サイトの作り方にしても、モバイル技術にしても3、4年前とは明らかに違う技術・方法論が次々と出てきています。(ただし、基本的なベース技術は、変わっていません)
業界自体がダイナミックに動いており、それなりに研究して戦略をもって臨めば、チャンスは転がっている、向こうからやってくる。そのような感触を得ています。