ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

みちのくひとり旅2012記〜その1

あるお客様から、プロ野球の開幕第2戦、楽天-ロッテ戦(Kスタ宮城Studium:3月31日)に招待いただいた。当日の天気予報は1週間前から雨。前日の予報も当日の予報も雨で降水確率は80%。嵐のような天候だとか。

前日の金曜日まで、月末仕事&BPStudy#55の開催でバタバタとしていた。

BPStudyの懇親会は、会計を終え、店を出るのが23時30分頃になってしまい、帰宅も24時。

旅の準備は、ほとんど何も準備できていない状況ではあったが、帰宅後はとりあえず寝ることにした。

翌日土曜日。朝7時30分に起き、シャワーを浴び、財布、着替え、試合の招待状、iPhone、iPad(New)だけを持って出発。天気が気になったがとりあえず出発。雨で中止なら東北を回れば良いだろうということで。

新幹線の切符は、事前に買う余裕がなかったので、東京駅で当日切符を購入。

切符を自動改札に通すと、警告音が鳴って通れない。

駅員が近寄って来て切符をみて言った。

「こちらは、東海道新幹線です。東北新幹線は逆側に進んでいただいて、右手です!!」

「俺の知ってる東北新幹線は、上野発だから仕方ない」

と自分の中で言い訳をした。

東北新幹線の改札を通ると空腹を感じた。

「旅と言えば駅弁だろう」

視線の先に、崎陽軒の焼売弁当の売店があった。

横浜スタジアムに行くと必ず食べる大好物である。迷わず購入し、広い待合室の片隅で食べはじめた。

ここで事件が起きた。

のどに弁当が激しく詰まったのである。

少し慌てていたこともあり、お茶という必須アイテムを買い忘れていた。

ひとりでもがき続けた。おそらく5分以上、もがいていただろう。

正月に餅をのどに詰まらせ、命の危機に堕ちいる老人の気持ちが切実にわかった。

自分にもそう遠くない未来である。

残り短い人生だが、悔いのないよう生きたいという気持ちになり、涙が出た。

なおも、もがき続けた。

傍から見れば、すぐにお茶を買いに行けばよいと思うだろう。

しかし、人はパニックになると、日頃冷静な人も判断能力を失ってしまうのである。

やがて、食べ物はなんとかのどを通過し、危機を脱した。

自動販売機でお茶を買い軽く飲み、前日開幕戦に勝利した中日ドラゴンズの記事を読むため、売店で東京中日スポーツ新聞を買い、やまびこ号に乗り込んだ。 (続く

今年の目標30エントリー まであと14