5か月ほど経ってしまいましたが、コミュニティマネージャーサミット2017(1月23日開催)で、connpass 運営の立場から、ライトニングトーク(LT)をさせていただいたので、ブログにあげておきます。
市川さんからの登壇依頼
Social Companyの市川さんから2016年の12月下旬に、1月のコミュニティマネージャーサミット2017で、「Connpassの利用状況・データから読み解くXXX」のような話をしませんかと、Facebookメッセージでお話をいただきました。
私は、依頼されたらあまり断らない主義(あまりにムリなのは考えますが)なので「担当させていただきます」と即答しました。
とはいえ、何を話したら良いのか。。
すごいコミュニティとは
2週間ほど考え「connpass上のすごいコミュニティ」をデータをもとに紹介することに決めました。
では「すごいコミュニティ」とは、どのようなコミュニティか。
イベントの開催回数が多いだけでは、小さな開催を繰り返しているコミュニティが上位に来てしまいます。
またイベントの参加人数は多いが、開催が少ないコミュニティを活発に活動していると考えてよいかというのもありました。
それらを考慮して、以下の条件をクリアしているものを「すごいコミュニティ」としました。
- 対象期間:2016年1月〜2017年1月末までの13か月
- 規定打席数:13か月間で、13回以上イベントを開催していること
- 打席数:イベント開催数
- 安打数:参加人数50人以上のイベントの数
- 打率:参加人数50人以上のイベントの数(安打数) ÷ イベント開催数(打席数)
「すごいコミュニティ」= 打率の高いコミュニティ(打率 .350以上) ということです。
特に私がこだわったのは、13ヶ月で13回以上開催という継続性の面(規定打席)です。
2回や3回の開催なら人気のテーマを設定し、著名な人を連れてくれば、何とか人を集められます。
データをみても、全体の4分の1のコミュニティが、1回は50人を集めた開催をしていました。
しかし、その後、同じように続けられるコミュニティは、ぐっと割合が減ってきます。
1か月ごとに開催していたのが、2か月開き、気づけば半年開いてしまい、開催の心理的ハードルがあがり、開催できなくなるということになりがちなのがコミュニティの運営といえるでしょう。
このように、コミュニティ・マネージャーは続ける力が求められるので、その方々の運営コストが少しでも減り、助けになる機能をconnpassに追加していきたいです。
データの分析
データを分析するのに、開発チームに、re:dash を、connpassのDBにつないでもらいました。
そして、SQLを打ちデータを抽出→本番のデータをブラウザでみて正しいか検証いうことを何度も繰り返しました。
直前の土日は、このデータ抽出・検証と、資料作りにかかりきりでしたが、集中し、楽しい作業でした。
この分析データをプロットしたのが、以下の図です。
BPStudyは打率.307
ちなみに、私が主催しているBPStudyは、打席数13、安打数4 で、打率.307 で惜しくも入賞ならず(赤い四角の枠の左下あたりに位置しています)。
BPStudyが、打率の高いコミュニティに仲間入りできるように精進したいと思います。
6月のBPStudyはこちらです → BPStudy#118〜開発チームはどのように変化するべきか
お声がけいただいた、Social Company 市川さんによる開催報告は以下です。