2016年、初のブログです。
今年の5月23日で、会社をはじめて丸10年となります。
私は2006年以来、ビープラウドを社会から信頼される存在に育てるために、凡人の自分でも努力すればできることを日々継続し、少しずつ積み上げてきました。
積み上げてきたものは、会社継続の基盤となる、顧客との関係、社員との関係、社外の人間関係、組織プロセス、財務的蓄積、などです。
「社会から信頼される会社」の1つの重要要素は「継続性」です。
会社が継続されるという前提があると、従業員が安心して仕事ができ、顧客は安心して仕事を依頼したり、サービスを受けることができます。
経営者が気まぐれで、すぐに投げ出しそうであったり、不安定で無くなりそうな会社に、従業員は自分の人生の大事な時間を預けることはできませんし、顧客も仕事を頼めません。
一方で、初心に帰り、そもそも私がなぜ会社をつくったのか。
それは、過去の価値観、慣習にとらわれない、新しい時代の会社を創りたいという考えからでした。
これを実現するうえで、1番の障害となるものは、なんでしょうか。
それは、恐怖心です。
今まで築いてきたもの、所有しているもの、立場、生活...などを失いたくない、失敗したくない、守りたい、継続させたいという自己生存本能、執着心から来る恐怖心。
恐怖心があると、人は無意識に守りに入ります。
過去を守り、過去に足を引きずられ、過去にとどまろうとします。
会社のリーダーである私が恐怖心にとらわれていたら、新しい時代の会社を創るはずが、過去を守る会社になってしまいます。
会社をはじめたときはゼロであり、「過去」はありませんでした。
丸10年を迎える今年、新しい時代の会社を創るという目的のため、「過去」を手放す覚悟と思い切りをあらためて持ちたいとおもいます。
とはいえ、過去を全て手放し、捨てるわけではありません。
10年で積みあげてきたものから、守り育てるべきもの、捨てるべきものの価値観を日々勉強しながら磨きつつ、強かに経営していければとおもいます。