20kmの関門を通過し、日比谷の信号を右折。有楽町駅前のホテル(ペニンシュラホテル)がちょうど中間地点である。このあたりは、沿道に人垣が2重、3重になっていた。
「中間地点かぁ」と感慨深く思っていたところ「佐藤さーん」と沿道から呼ぶ声が。
「どうせ俺じゃない。日本に佐藤さんが何人いると思ってるんだ。東京マラソンは3万人走ってるんだから、3000人は佐藤さんがいるんじゃないか?」
などと思いながら、念のため沿道に顔を向けると、そこには8km地点に来てくれていた知り合いが手を振っていた。8km付近の竹橋から移動して来てくれていたのである。
沿道から少し離れていたこともあり、立ち止まることはできなかったが、にこやかに手を振って、通過した。
この予想外の応援は嬉しかった。後半も頑張ろうと、緩みかけていた気持ちが引き締まったものである。
このあと、晴海通りを有楽町から銀座に向かい、銀座の交差点を左折し、銀座中央通に入った。夢にまで見た銀座RUNである。喜びに浸りながら25km地点を目指した。(続く)
今年の目標30エントリー まであと24