12月5日にNHKで放映された「プロフェッショナル〜仕事の流儀」は宇宙飛行士の若田光一さんがテーマ。
宇宙飛行士の仕事は死と背中合わせである。2003年には、宇宙で任務を負えたスペースシャトルが、消息を絶ち宇宙で分裂。若田さんの同僚7人が命を失った。
このように、死と背中合わせという大きなリスクを抱えた仕事において「リスクと向き合うことでしか前に進めない」と若田さんはいう。
訓練につぐ訓練で、リスクをひとつひとつつぶしていくというのだ。
会社をつくり、経営していくということも一般的にはリスクが高いものと思われている。
事業がうまくいかず最後には、大きな借金だけが残る、事業で大きなミスをしたことにより、損害賠償で数億円単位で訴えられるなどである。
なぜ、あえてそのようなリスクに立ち向かって行くのか。
若田さんは「リスクがあっても宇宙にいくことによって得られるものは、リスク以上のものがあるからだ」という。
会社をつくることも同じである。リスクがあっても、それ以上に得られるものがある。
得られるものとは、お金うんぬんではなく、会社が従業員を含む社会にもたらす価値そのものである。その価値が最大になるのであれば、リスクをおかしてでも会社をつくる意味があるだろう。
死と背中合わせというリスクと比べれば、会社を経営するリスクは小さいといえるが、若田さんのリスクに向かう姿勢を見習い、リスク以上の価値をもたらすような会社にしていければとおもう。
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