ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

黄金時代を築く

プロ野球で優勝するチームのここ数年の傾向をみると、連続優勝すなわち連覇ということが少なくなってきています。1年優勝するのも大変だと思いますが、連覇、そして黄金時代を築くのはなかなかできるものではないでしょう。黄金時代を築いたチームとしては、V9、1980年代前半から90年代の西武ライオンズがあげられます。

最近のチームが連覇できない、黄金時代が築けない理由として、FAによる移籍、そして大リーグへの選手流出なども影響していると思いますが、1年成功すると選手が燃え尽きてしまうような傾向を感じています。

黄金時代のチームは主力選手がいなくなっても、また別の選手が脈々と流れているチームの強さ・伝統を受け継ぎ、育ってくる。そのような流れになっています。

組織という点では同じである会社に目を移してみます。

会社は継続していくこと「ゴーイング・コンサーン(going concern)-<企業などが将来にわたって、無期限に事業を継続し、廃業や財産整理などをしないことを前提とする考え方>」が前提です。

継続が前提とされた企業が目指す方向としては、1年の優勝だけではなく、黄金時代を築くための戦略のもとで組織をつくっていくのが大事ではないでしょうか。少しの成功で、燃え尽きたり、満足してしまっているようでは、黄金時代は築くことはできないでしょう。そして、生活のために、ただ続けていても、会社存続の意義はあまりないと思われます。

そして、継続していくには、1度始めたからには、なにがなんでも続けていくという強い覚悟が必要となります。1度立ち上げて、事業を始めてみて、資金がなくなったらやめればいいやという軽い気持ちでは、長く続く良い企業はつくれないでしょう。

創業者がいなくなっても脈々と企業は続いていく。黄金時代を続けていく。そのような企業がつくっていければと思います。