ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

仕事論

楽じゃないけど楽しい道

誰でも、それぞれの年代でよく聴いていた曲というものがあるだろう。私は24、25歳の頃、19(ジューク)というグループの「テーマソング」という歌をよく聴いていた。決められた道 歩いてた「答えがさぁ...溢れてる...」そんな世界でただ「毎日○」と塗り…

畏怖の念

11月22日に、松下幸之助経営研究会に参加。経営者は「畏怖の念をもつこと」が大事という話をきいた。畏怖とは、恐れおののくことである。そして恐怖心に加え、敬意を持っている気持ちのことである。経営者が抱く畏怖の念とは「今うまくいっていたとしても、…

采配

プロ野球の日本シリーズが終わり、もうすぐ1週間が経つ。中日ドラゴンズの落合監督としての最後の采配。それに合わせるかのように落合監督の「采配」という書籍が発売され、私も一読した。選手たちに、本当のプロフェッショナルになってもらいたい太く長く…

深沈厚重

トラブルや非常時にどのような態度で臨むのか。慌てふためいて、頭が真白になってしまうのか。怒ったり、落ち着かない態度で周囲を混乱させてしまうのか。落ち着いて行動し、冷静な判断をするのか。仕事には「結果を出す」ということが必ず求められる。その…

場数

プロ野球日本シリーズ第1戦、中日ドラゴンズが2対1で延長戦の末、勝利。決勝本塁打を打ったのは、サウスポー和田との相性を買われて起用された小池。シーズン中はもっぱら控えの選手である。試合後、落合監督のコメント。「年数、場数を踏んでますから。…

人を変えること

「プロフェッショナル仕事の流儀 絆が、人を生かすから〜ホームレス支援・奥田知志」をNHK オンデマンドで視聴。北九州のホームレス支援団体で活動する奥田知志の話。住む家がないだけなのは「ハウスレス」だという。「ホーム」というのは、仮定とか家族とか…

商道

10月18日に原理原則研究会11期の第2回目に参加。「株式会社カスミの創業者、神林照雄氏」がテーマであった。神林氏は、その経営姿勢の基本は母から影響を受けたそうだ。「学校の成績が悪いのは、おまえのせいではなく、母親の私のせいである。しかし、勉…

続けなかったことによる失敗〜その3

前々回と前回のエントリーで、続けなかったことで失敗した経験を書いた。私はこの失敗で「続けなかったことで、機会(チャンス)を社会から与えられない」という経験をした。逆に考えると「続けることで、機会(チャンス)を与えられる」ということを私は学…

「続けなかったこと」による失敗その2

前回のエントリーの続き。「続けなかったこと」による失敗の2つ目の話である。卒業を控えた高校3年の冬(1月)である。私は12月に受験した大学の試験で合格し、そこで大学受験をやめ、アルバイトを始めることにした。せっかくやるのなら時給の良いアル…

続けなかったことによる失敗

10月28日にBPStudy#50を開催し、2007年9月から50か月連続で開催することができた。私が「続けること」の大事さを学んだのは、高校時代の2つの失敗からである。1つ目の失敗は、高校1年の冬、硬式野球部で1つ上の先輩とポジションを争っていた時のことであ…

新しい一手

前回のエントリー「プロフェッショナル仕事の流儀 直観は経験で磨く〜棋士・羽生善治」のさらに続き。番組の中で、印象深かったシーンとして10代・20代の時と30代での違いを羽生が語っているシーンが上げられる。「10代、20代は、余計なことは考えない、…

空白

10/22のエントリーに書いた「プロフェッショナル仕事の流儀 直観は経験で磨く〜棋士・羽生善治」の続き。1時間の番組の中で、羽生があえて空白の時間をつくっているシーンが、何度か映し出された。・地方の対戦会場につくとあてもなく、周囲を散歩をする ・…

人の才

9月20日に、原理原則研究会の今年度第1回に参加。その中で非常に興味深い話を聞く事ができた。人の「才」についてである。ここでの才とは能力のことである。人の「才」には3つ種類がある。「天才」「秀才」「鈍才・凡才」である。「天才」は人生の早い…

監督のコメント

今年限りで中日ドラゴンズの監督を解任される落合監督。チームは勝っているが球団の興行成績が奮わないための報道とされている。その一因が試合後記者に話す言葉が少なく、報道が減っていることだと聞いた。試合後に選手に対する怒りのコメントを記者にぶち…

経営者にとって一番大事なこと

9月27日に参加した松下幸之助経営研究会でもうひとつ印象に残った話。松下幸之助が、あるひとから「経営者にとって一番大事なことは何ですか?」と質問されたという。いつもはすらすらと答える松下幸之助が、5分ほど黙って考えたあげく「2つ答えて良い…

走り続ける才能

2006年に放映された「プロフェッショナル仕事の流儀 直観は経験で磨く〜棋士・羽生善治」をNHKオンデマンドで視聴。羽生善治は、1995年、25歳のときに7冠(名人、王将、竜王、王座、棋王、棋聖、王位)を獲得。しかし、栄光は長くは続かなかった…

プロフェッショナルと契約

10月18日、中日ドラゴンズがセリーグシーズン優勝。75年目にして初のシーズン連覇である。2004年に就任以来、8年間で4度の優勝、そして全てのシーズンでAクラス(3位以内)という成績を残した落合監督はプロ野球史上に残る名監督といえるだろう…

仕事の哲学

9月27日に松下幸之助経営研究会に参加。会の話のなかで一番印象に残った話。松下幸之助は「哲学を公式にしている」という。そして、それを自分の頭の中に整理し、必要なときに引き出して来て、周囲の人間にすらすらと話すのだそうだ。例としては、以下の…

我以外皆我師

人は、自分以外の様々な対象から学ぶことができるが、ある1冊の書籍や、あるひとりの尊敬する人物の考え方に傾倒し、鵜呑みにすることは危険である。それでは、どうしたら良いか。100人の良い所をみつけ100個自分に取り入れる。100冊の本を読んで…

180度違う視点

中日の落合監督は、就任時の会見で「今までと180度違う野球をする」と宣言した。「180度違う」とは、何が違うのか。元楽天監督の野村克也氏が、その真意を聞きたくて、今年はじめのキャンプの対談時に落合監督に聞いたのだと言う。野村氏の著書「野村…

厳しい球は捨てろ、甘い球を打て

7月1日の東京ドームの巨人戦。1点ビハインドの9回2死満塁。代打で登場した堂上剛裕は、走者一掃の逆転3塁打でチームに勝利を呼び込んだ。新聞に書かれていた堂上剛裕選手のコメントが印象に残った。堂上剛裕選手は以下の2つを心がけて、打席に入った…

東京マラソン mini JP を走りました

Python系カンファレンス「pycon mini JP」 が開催されている1月29日(土)に「東京マラソンmini JP」を密かに開催した。私はiPhoneアプリのNiKe+GPSを起動しながら走っているのだが、Nike+GPSは、走ったコースを逐次GPSで記録してくれ、そのコースを走っ…

会社の存在意義

事業で利益を上げるのは当然のことであるが、儲かれば事業はなんでもよいのだろうか。例えば、クリーニング事業が儲かりそうだからクリーニング事業をやろうなどとIT企業が進出するのはどうだろうか。多くの人が違和感を感じるのではないだろうか。 それは「…

企業における金銭感覚

お金の使い方に対する価値観は、人によって千差万別である。私にはふたごの兄がいるが、同じような環境で育ったにも関わらず、価値観が異なっているのを実感する。ふたごなのでさえそうなのだから、世の中の人それぞれでお金の使い方の価値観が異なるのは当…

be proud

社名の「Be Proud」は「誇りに思う」という意味である。 関わる人が、誇りに思えるような会社にしたいという思いからつけた名前である。 「be proud」を、辞書で調べてみると「誇りに思う」という意味以外にも「得意になっている、高慢な、傲慢な、鼻にかけ…

俺の経営論(BP2010)その10 世界中のエンジニアが憧れるIT企業の先

「世界中のエンジニアが憧れるIT企業」を目指しているが、その先はどうなるのだろうか。私は、ビープラウドが、社会のモデル企業になれればと考えている。ビープラウドが取り組んできた事、考え方、事業。それらが、他の企業の参考、模範になり、それを真似…

俺の経営論(BP2010)その9〜情報・知識労働者時代の事業

「産業」時代の企業が「上意下達型」であり、事業も基本的に、資本家がやりたいことであり、「上から」もたらされるものであった。では、「情報・知識労働者」の時代の事業はどうであろうか。私は「資本家」ではなく「知識労働者」が産み出すべきと考えてい…

俺の経営論(BP2010)その8〜BPの現在地確認

ここで、私なりに把握しているビープラウドの現在地(フェーズ)について書いておく。現在創業して、4年と7か月であるが、会社は、必要に応じて変化してきた。その変化を観察すると、面白い事にある一定期間で次のフェーズに進むのである。■第1期 私の創…

俺の経営論(BP2010)その6〜会社の文化と事業サイクル

会社の事業サイクルと文化・人の関係について、私が考えている事を説明しておきたい。まず事業は、流行、廃りがあるというのを前提に置く必要がある。どんなに素晴らしい事業にもライフサイクルがあり、衰退期がやってくる。そして事業はどこから生まれるか…

俺の経営論(BP2010)その5〜産業時代と情報・知識労働者の時代の会社の違い

ドラッガーのいう「産業」の時代と「情報・知識労働者」の時代で会社はどのように変わっていくべきだろうか。まずは産業時代の組織構造について。 大きなやりたいこと(事業)があって、リスクを分散するために資本家が少しずつお金を出し合って会社ができる…