ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

厳しい球は捨てろ、甘い球を打て

7月1日の東京ドームの巨人戦。1点ビハインドの9回2死満塁。代打で登場した堂上剛裕は、走者一掃の逆転3塁打でチームに勝利を呼び込んだ。

新聞に書かれていた堂上剛裕選手のコメントが印象に残った。堂上剛裕選手は以下の2つを心がけて、打席に入ったという。

・低めのボールは我慢する
・ベルト付近を積極的に(高めを狙う)

堂上は、シーズンはじめから代打中心ながら打率4割以上で好調をキープ。不振のグスマンに代わり、レギュラーを掴めかけたかにみえた。

しかし、6月中旬に2軍落ち。ボールを迎えに打ちに行って、スイングが微妙に狂っていたという。

コメントに現れているように、厳しい低めの球を打ちに行ってしまっていたのだろう。

調子が良い時は、バットがスムーズに出るので、どんな球でも打てるような気がする。

そのため、若いカウントからコーナーぎりぎりの球を強引に打ちに行ってしまう。

厳しいコースは、いくら良い打者でもせいぜい打率2割5分にとどまるのは球界の常識である。

打球は良い当たりになったとしてもアウトになりやすい。

そうこうしているうちに、スイングが少しずつ乱れ、調子を落として行く。

ある選手(確か、元南海ホークス、オリックスの門田)のコメントで聞いたことがあるが、1軍の選手と2軍の選手の違いは、2軍の選手は甘い球を打ち損ねるのに対し、1軍の選手は甘い球を確実に打ち返すことであり、決して、厳しい球を打ち返せるから1軍の選手でいられるいうことではないという。

会社や仕事ににおいてもこれはあてはまるのではないだろうか。

自信を持っている人ほど、自分たちがやるべきではない難しいことに、強引に手を出しに行く。

その結果、失敗に終わったり、平凡な結果に終わってしまう。

自分たちがやるべきではないこと(低めのコース)は、さっさと見切りをつけ平然と見送る。

逆に自分たちがやるべきこと(真ん中のコース)に対しては、迷い無く行動する。

これにより意思決定と行動がスピーディーになり、結果的に高打率の結果を残すことができる。

自分たちにとって、何がやるべきことで、なにをやらないべきかを日頃から見極め、意思決定、行動に生かして行ければと思う。

今年の目標103エントリー まであと97