前回までで、ビープラウドが社会に対してどのように関わり、組織をつくっていくかという話をした。
次は、ビープラウドが「世界中のエンジニアが憧れるIT企業」になったときに、何が成し遂げられているべきなのだろうかという話をしたい。
私は、P.F.ドラッカーの以下の言葉がその道筋を示していると考えている。
「20世紀のマネジメントの最も重要で真に特筆すべき貢献は、製造業に従事する肉体労働者の生産性を50倍に引き上げたことである。21世紀にマネジメントがなすべき最も重要な貢献は、知識労働と知識労働者の生産性を同じように向上させることである。 「明日を支配するもの」
ドラッカーが考える時代の流れを図に示すと、以下のようになる。
時代は、「狩猟採集」の時代、「農耕」の時代、「産業」の時代、「情報・知識労働者」の時代に分かれる。狩猟採集の時代から農耕の時代になり、人は活動に対する生産性を50倍に引き上げた(ここでいう生産性とは、「産み出すものの価値、利潤ということである)。そして産業の時代になり、農耕の時代よりも、生産性を50倍に引き上げた。これを引き上げたのがドラッカーの言葉に出てくる20世紀のマネジメントである。
そして既に「情報・知識労働者」の時代は始まっていて、21世紀のマネジメントがなすべき役割は、産業の時代よりも、生産性を50倍に引き上げることであるというのである。
この50倍の生産性を追求する事こそ、「情報・知識労働者」の時代に生まれた会社が果たす役割ではないだろうかと私は思う。なぜなら、産業時代に活躍した会社や経営者はその時代の成功体験に縛られやすく、新しい会社の方がその呪縛が無いからである。
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