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ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

中日ドラゴンズ論〜チーム伝統編

仕事論

中日ドラゴンズ論」

1990年代に中日ドラゴンズの絶対的なエースとして活躍した今中慎二氏による書籍。9年連続Aクラス入りを果たしている中日ドラゴンズの強さを分析している。長年、中日ドラゴンズをウォッチしている私であるが、単純に中日のファンとして、そして組織論としても学ぶ事が何点かあった。以下に中日ドラゴンズの組織・伝統についての内容と学んだことをまとめておく。(→が自分の学んだ事)

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(1)優勝するためのシーズンプラン
7月あたりから追い上げ、夏場から秋にかけて一気に追い抜く。そのための調整。投手陣はローテーションを同じメンバーで1年守るのではなく、シーズンを通してローテーションを守れる投手2〜3人(2010年でいえば、チェン、吉見)以外は、シーズンはじめに使う投手(朝倉、伊藤準、岩田)、シーズン終わりに使う投手(中田、山井、山本昌、ネルソン)に分け、短い期間でベストな投球ができるように準備をさせる。そのように1年間を見通したローテーションを構成する(「5勝投手論」--5勝付近の投手が数人いる)。
→最終的に結果(優勝)を出せるためのプランを立て、それに従い戦う。

(2)大人な中心選手の存在
・チームのまとまりをつくり、若手を指導することができるリーダーの存在
野手では立浪、投手陣では岩瀬の存在。プレーの意識などを注意する。模範となる野球への取り組み・プレー
・プロとしての「自覚」を求める厳しさ
自覚の無い選手は試合に使われない。二軍に容赦なく落とされる
→若手を指導・注意する模範となれる大人の存在が、組織には必要。それを最終的には組織の文化・伝統にする。

(3)若手を育てる起用法
良いものは使う。新人扱いしない。いきなりプレッシャーのかかる場面で起用する。これらの結果として若手が早い時から台頭する。
→よいものはどんどん起用することにより、早期、戦力化する。

(4)勝つことが前提のチーム雰囲気
勝てないときは選手が危機感を持ち、自ら動く
→目標を達成できなくても仕方ないという雰囲気ができあがってしまうと、立て直しに苦労する。そのような雰囲気は払拭しにくく負け癖がつく。

(5)マイナス要素、チーム事情は外に言わないという徹底
自分のコメントが対戦相手、チームに与える影響を考え、不用意な事は発言しない
Twitterとか注意。統制するわけではないけど、どんな組織でも良い事、悪い事があるのが常。自分が発言することが他に与えるマイナス面を考慮して発言すること

(6)厳しいプロとしての評価
1、2年の活躍では認めない。本当に認められたときに、年俸が一気に上がる。
→少しできるから、一時期頑張ったからと言ってちやほやしない。継続してこそ本物である。

団体スポーツのプロの世界は、結果が全て、選手の命が短命、複数人、若手・ベテランが混ざるという面で、組織について大事なエッセンスが凝縮されていると言ってよい。これからもプロスポーツから学び、会社に行かしていければとおもう。

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今年の目標102エントリー まであと35