9月4日のナゴヤドーム巨人戦で中日ドラゴンズの山本昌が完封勝利をあげた。なんと45歳での達成である。いままでの40歳以上の完封は、若林忠志が42歳8か月、大野豊が41歳8か月、下柳剛、佐藤義則が40歳11か月、村田兆治が40歳10か月、工藤公康が40歳3か月だそうで、他の投手を大きく引き離しての快挙である。
最近のプロ野球選手は選手寿命が長くなってきたとはいえ、年々の選手生活で体には古傷があり、少なからず痛みを抱えているはずである。45歳という年齢からくる体力の衰えと合わせて考えるとここに来ての活躍は、常識外といえるだろう。
山本昌のストレートは、Maxでも139km、平均は133km程度。スライダーとカーブ、スクリューボールが球種である。スピードだけで言ったら高校生よりも遅いかも知れない。それでもプロの強打者に打たれない。配球とタイミングの妙というものだろう。
プロ野球の歴史上はじめて現れた４５歳のピッチングを残りわずかのシーズン楽しみに見ていきたい。
今年の目標１０２エントリー まであと６９
