ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」

「仕事にやりがいはいらない。生きていくだけのお金が貰えればよい」

そのように考え、仕事をしている人もいるだろう。

しかし、IT業界、特にエンジニアの人には、このような考えの人はほとんどいないというのが私の実感である。自分の能力を伸ばして活躍したい、人の役に立ちたい、世の中を良くしたい、そう思っている人が多いのではないだろうか。

それとは裏腹に「自分が本当になにをしたいかわからない」「与えられた仕事だけをこなしている感じがする」というように悩み、罪悪感すら感じている人も多くいると私は感じている。

そのようなひとたちに、何かを見つけるために勉強したり、行動したりしているかと聞くと、特に何もしていないと答える人が多いということも事実である。

先日、渋川よしきさん(@shibukawa)と奥乃美さんが執筆されたIT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」技術評論社様からご献本いただいた。

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 (技評SE選書 15)/奥 乃美
¥1,764
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本書は若手エンジニアを対象としているが、若手に限らず、上述したような、自分のキャリアに悩んでいるエンジニアにもお奨めしたい。

それは、書籍のテーマである「つまみぐい勉強法」の効果にある。

(1)知識が蓄積され、引出しが増える
(2)目標が見つかる
(3)使命感が目覚める

目標・使命感の見つかる勉強法!!

5月3日に放映されたカンブリア宮殿「日本製の誇りを売れ! 命がけの超・現場主義」は、世界の地雷と取り除くための機器を開発している山梨日立建機株式会社社長の雨宮さんの話であったが、使命感と目標が、いかに人間の能力を発揮させ、人に誇りを持たせるかという話であった。

目標・使命感がみつかれば、その人の仕事人生(キャリア)は、いきいきとしたものに変わり、力がみなぎってくる。

一体どうすれば、エンジニアにとっての目標・使命感がみつかるのか。

そう思ったエンジニアの方は、目標、使命感をみつけるための考え方・方法論がこの「つまみぐい勉強法」にまとめられている。書かれている内容は、IT業界の多くの方にインタビュー・アンケートを実施し、それをもとにモデリングをし、かつ著者自身も実践している方法なので、とてもわかりやすく、腑に落ちやすい。

そして、読んでみて良いと直感したものについて、まずは行動し実践していただきたい。

みえないと思っていたものも、一歩進めば景色が変わり、見えることがあるからである。

本書は、エンジニアが自分のキャリアを考える上で貴重な書籍になるだろう。

そして「勉強」というものをきっかけにして、キャリアに悩む多くのエンジニアが目標と使命感に出会い、IT業界がいきいきとしたエンジニアを輩出する業界に進化していくことを望みたい。

そのような使命感を持ったエンジニアをいかに多く生み出すかが、日本のIT業界の運命を左右するに違いないからである。

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 (技評SE選書 15)/奥 乃美
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