ビープラウド社長のブログ

株式会社ビープラウドの社長が、日々の思いなどを綴っていきます。

野球というスポーツは人生そのものだ

長島茂雄「野球というスポーツは人生そのものだ」と言った。

シアトルマリナーズのクラブハウス入り口のボードには、以下のイチローの言葉が記されているという。

「個々人は自分のポテンシャルを最大限に引き出す能力もあれば、それを浪費する危険性もある。自らの才能をコントロールすることがカギなのだ。これは決して野球に限らず人生そのものに当てはまることである」(Sportiva 2009.12月号より)

やはり一流の選手は、野球というスポーツの中にも人生につながる何かを強く感じ取るのだろう。

それならば、会社が目指すべき姿を、野球のチームに例えるとしたらどのようになるだろうか。

私は、V9時代の巨人や80〜90年代の西武のような「常勝チーム」ではないかと私は考えている。

1年だけ派手に優勝して、次の年は3位、そしてまた翌年は5位と落ちていくようなチームと同じように会社がなっては意味がない。

常勝チームに育てるにはどうしたら良いか。

良い選手を集める。それも手ではあるが、90年代中盤〜2000年代前半の巨人が4番ばかりをあつめても勝てなかったのを見ると、それだけでは条件は満たされない。

上にあげた時代の巨人や西武に関する雑誌の特集や書籍でよく見かける表現としては「チームのメンバそれぞれが大人の集団であった」という表現である。

自分がチームの中で、何が役割で何をすればチームが勝ち、何をすれば最も高い価値を発揮できるか。それを監督やコーチから言われずとも認識していて、実践・行動できる選手が多かったということである。

また私の印象では、80年代の西武は、当初優勝した後に入団してきた選手が順調に育ち、さらなる黄金時代を築き、「ドラフト戦略の勝利」などと言われていたが、それだけではなく、チームの雰囲気が次世代の選手を育てたのではないかと私は考えている。

つまり、これは裏を返すと、若手の爆発的なパワーがうまくはまれば1年は優勝できるが、精神的な面や行動でムラのある状態では、長続きせず連覇できないと言うことではないかと思う。

とすると、会社が「常勝チーム」となるには「大人の集団」になるような組織作り、雰囲気作りをしていくのが道であろう。

会社を常勝チームに育てるべく、各メンバーに「大人の行動」を求める。

それが会社を育てる立場にある経営者の役割である。

今年の目標101エントリーまであと17